2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

奈良美智「Girl meets Boy」(広島市美術館「メモリー/メモリアル 65年目の夏に」展・11月7日まで開催中)

art

三頭身ほどの大きな顔の少女の絵が目に留まる。 肩幅は顔の3分の2程度しかない。赤い唇は凹凸のない細長いグミみたいだし、鼻すじや小鼻の代わりに二つの穴だけが描かれた鼻や、右だけが異様に赤く、猫のように大きな目も注意してみると異様なのだけれど、…

しまなみ海道サイクリング(2)

最初はおもしろがって、デジカメで撮影ばかりしていたのだけれど、だんだん怖くなってきた。だって頭上をトラックなどが通ると、自転車&バイク&歩行者道がかなりグラグラとゆれるから。 しまなみ海道とは、広島・尾道市と愛媛県今治市の間にある6つの島を…

しまなみ海道サイクリング(1)

「にいちゃん、よう焼けとんなぁ」 広島・尾道駅前の銭湯で、地元のおじいさんからそう声をかけられた。たしかにノースリーブのシャツ部分だけが白くて、顔、そして両腕は肩あたりから赤黒い。あとは短パンからはみだしていた両太腿の膝までが同じ。わずか3…

『海をわたる被爆ピアノ』出版記念祝賀会(in 広島)

広島市内のホテルで100人をこえる人たちに集まっていただいた。出版社探しが難航した分、一冊になっただけでも喜ばしいことだけれど、これだけの人数の広島の方々に祝っていただけるなんて、光栄なこと。 笑いあり、涙あり、著者である矢川さんらしい気さ…

川田修『かばんはハンカチの上に置きなさい』14刷り決定

自分の気持ちや、自分の環境を何かしら変えたいときに、人は本に手を伸ばす。何かを強く求める気持ちがあるからこそ、本のある一節や一文が、その人の心の純粋でナイーブな場所にふれる。 縁もゆかりもない人同士が、本という紙の束を通して何かを共有する。…

松久氏本、藤井さんの「ビジネス選書&サマリー」で紹介

松久信夫さんの著書が、「週末起業フォーラム」代表の藤井孝一の「ビジネス選書&サマリー」で紹介されている。いくつかの本文抜粋の後、選評がある。 「しかし、本書の本当の魅力は、そうした数々の仕事術そのものでは ありません。アイデアが根ざしている…

稲穂も垂れる8月

黄色に色づくたくましい稲穂にニンマリ、その根元にぎっしり並ぶ雑草(コナギ)にゲンナリ。いのちをみなぎらせる生命力は、だけだけしく照りつける日差しにも敢然と立ち向かっている。 田植え時に、ヒョロッとした10センチの2、3本の苗代は、その背丈は…

NHKテレビ「吉永小百合被爆65年の原爆詩朗読コンサート」

TV

抗いようのない説得力だった。 原爆で夫と、二人のうち一人の子供を失い、なおかつ、自分自身は結核を発病して、もう一人の子供と会えない境遇に陥った。母子で暮らし始めるのは、息子が高校生になるまで待たなければいけなかった。 うら寂しい病室で、母が…