2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

寄せ植えの教え

かつて「芸能人は歯が命」というテレビCMがあった。 それにならえば、今年の賀状にも書いたのだけれど、「植物は根が命」。外出先で見つけた小さな葉ものが、けっこう育ってきたので大きな鉢に移したり、寄せ植えにする。 写真右側のクッカバラは南米産。…

芦崎治氏出版記念パーティ

今、話題の『ネトゲ廃人』の出版記念パーティーがあり、柄にもなく、赤坂のこじゃれたイタリアレストランに行って来た。しかも貸切とはいまどき豪勢な! ちなみに、「ネトゲ廃人」とは、ネットゲームに依存して廃人同然になる人たちの略称。尊敬する先輩、芦…

バルセロナが宇宙一!

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笑える笑える。あのマンチェスターを子供扱いするバルセロナのパス回し!もう宇宙一というしかない。マンチェスターのパス回しが、バルサと比較するとなぜか不正確に見えてしまう。価値とはあくまで相対的なものだ、それがよくわかる。もはやアートと呼ぶに…

吉岡徳仁の男気〜カルティエ特別展「Story of・・・」(東京国立博物館)

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個々のジュエリーの物語を見せる、二重マジックミラーの仕掛けはたしかに面白い。だけど、まさに目もくらむような宝石ばかりを見せられた最後に、吉岡さんがデザインした、静謐(せいひつ)なガラス瓶のフォルムには、心を鷲づかみにされる。サッカーボール…

深夜のストレッチ

入浴後のストレッチが、すっかりお気に入り。 ジョギングの疲労回復と、身体の柔軟性を高めるために始めたのだが、今はむしろ、その空っぽな時間がとても心地いい。FMラジオをぼんやり聴きながら、深く呼吸して、各部の筋肉をゆっくりと伸ばす。今夜は、J…

糸井重里ダーリンコラム<やっと実感できそうな「消費」の重要。>

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ぼんやり読ませておいて、最後にハッとさせる。 それも、「コツコツ」が大好きな人たちに、 「生産」が圧倒的に「消費」より重要なんだ というイメージは変わってこなかった、とぼくは思う。 と斬り込んでくる。 その上で、「人間とは何か」に立ち返ることを…

神戸とマスクと、なぜかマスカラス

「神戸周辺が何かと騒々しいようやけど、勤務先のほうは大丈夫か」 「過剰反応やな。でも、うちの子供も学校1週間休校や。取引先からは『マスクして来てください』っていわれるけど、どこも売り切れやし、まいるわ」 「そりゃ、大変やな。喜んでんのは子供…

吉岡徳仁VSナガオカケンメイ対談

デザインや機能より、デザインする気持ちの優先順位の高さ。自分のアウトプット以上に、それを受けとる側の驚きや感動に重きをおく姿勢。話すのが苦手だという吉岡徳仁さんの話で、もっとも胸に残ったのは、そのふたつ。 あと、プレゼンが苦手で、ある和菓子…

被爆ピアノが教えてくれたこと(後編)

亡き父と孫たちへの想像力 矢川は約半月かけてピアノを解体。動かない鍵盤も多かったが、内部はほとんど壊れていなかった。切れていた2本のピアノ線を取り換えただけで、あとは修理を重ねて組み立て直した。 「黄ばんだ鍵盤や、ガラス片の傷などをきれいにし…

被爆ピアノが残してくれたこと(前編)

原子爆弾の投下を刻み込んだ一台 製造番号18209。1932年に作られた日本楽器製造(現ヤマハ)の、1台のアップライトピアノがある。その鍵盤数は現在主流のピアノより3つ少ない85。かつて白かった象牙製の鍵盤は、すっかり黄ばんでいる。ピアノの上蓋をひらけ…

被爆ピアノ

目を閉じて聴き入る人、ステージ上のそのピアノを凝視する人たちがいた。演奏が終わると、その静まり返っていた客席から、強く弾けるように拍手が鳴りひびいた。白髪頭が目立つ聴衆の中には、ハンカチで目頭を押さえる人もちらほらと目に付いた。 ピアノの音…

忌野清志郎『JUMP』

この曲、かっこいい。 「JUMP! 夜が落ちていくその前に JUMP! もう一度 高くジャンプするよ」 何気ないけど、ちょっと冗談っぽくて、なおかつ高らかな詩情を秘めた歌詞。そこに弾けるような旋律が乗っかる、サビのリフレインがいい。カラオケに行…

川端康成『舞姫』(新潮文庫)(2)

皇居のお堀端をたゆたう一尾の白い鯉(こい)。 小説の冒頭、その鯉にまつわる場面がある。元人気バレリーナの波子が、恋心をいだく竹原と皇居周辺を散策している。しかも、皮肉屋の夫に見つかりはしないかと、神経質になっていた彼女は、皇居のお堀端で一尾…

川端康成『舞姫』(新潮文庫刊)(1)

川端作品の中でも、この『舞姫』は完成度が高い。この人は「ひらがな」がすごい。少し長くなるが、抜粋引用してみる。時代は終戦後、米軍のジープが皇居周辺を右往左往していた頃。 以下は親子4人の会話で、矢木が学者で父親、波子が元花形バレリーナで母親…

俳優・水谷豊の感性

「むしろ演技中より、撮影の合間に何気なくしゃべっているときのほうが、『この人、演技してるんじゃないかな』って思うことありますもん」 今夜のテレビで、水谷豊が同じ俳優の岸部一徳との対談で、そんなことを口にした。彼は同じ番組に出ている俳優たちと…

ある漫画家の昼飯

先日、テレビで漫画家いがらしみきおの密着取材をしていた。人気漫画「ぼのぼの」の作者だ。 彼の生い立ちなども紹介していたのだけれど、もっとも印象的だったのは彼の昼食のとり方。近所ではなく、わざわざ地下鉄に乗って数駅先で降りてすぐの立ち食い蕎麦…

ひさびさの野球観戦

原稿書きをひと休みして、連休最後の本日はプロ野球観戦。数年前、巨人ファンの義母さんを、神宮のヤクルト・巨人戦にお連れして以来だ。でも、今回はプライベイトではなく、これも仕事の一貫。ふふふ、神出鬼没な商売でしょう? この写真を見て、どこの球場…

国際ワ―クキャンプの可能性

今日、ひさしぶりに都内で行われた国際ワ―クキャンプ・セミナ―に参加。 同キャンプとは、中国や韓国のハンセン病回復者が暮らす村で、主に日本と韓国の学生から会社員までが参加して行われる、FIWC国際労働キャンプのこと。 ぼくが学生時代に参加した頃…

ジョビン&ジョアンの共演

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アントニオ・カルロス・ジョビンと、ジョアン・ジルベルトの「イパネマの娘」を、連休中にどうぞ。

ミゲル・ファリアJr監督『ヴィニシウス〜愛とボサノヴァの日々』

もっともグッときたのは、アフロ・サンバの誕生ともいわれる曲「なぜ泣くの」制作秘話だ。ウィスキー好きで、時おり、中毒患者施設に入ることもあったヴィニシウス・ヂ・モライスが、隣室の患者が亡くなったと知って作詞を始め、作曲者のバーデン・パウエル…