2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

明治記念館潜入記〜貫禄じゅうぶんな新婦とボクちゃん新郎

大学時代の友人の結婚式で、明治記念館に初めて足を踏み入れた。これで、大学の友人関連は全員片付いたことになる。めでたしめでたし。 しかし、予想に反して、記念館はえらい賑わいぶりだった。式の参加者はもちろん、打ち合わせスペースもカップルで満席。…

{視点]宮崎駿in 外国特派員協会「悪人を倒せば幸せになるという映画はつくらない」

表題のコメントの後、宮崎さんはこう続けている。外国特派員協会での講演後の、記者とのやりとりだ。 「あらゆる問題は自分の内面や、自分の属する社会や家族の中にある」ということを、いつも踏まえて映画をつくらなければいけないと思っている。 とても読…

「アトリエ・シエスタ」チャンネル〜ほんわかしてください

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ぎすぎす、さむさむな世の中を、ほんわかさせる。ちょっとブラックな、「アトリエ・シエスタ」動画チャンネルに、「デス・とろいや〜」見参!また、「アトリエ・シエスタ」にも、作品多数あります。ご自由になごんでください。

青空と銀杏と肩甲骨

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澄み切った青空と、黄色い火柱みたいに風にゆれる銀杏(いちょう)。その鮮烈な対比に胸がおどった。近所に買物に行く途中、奥さんと少し遠回りして公園まで足を向けると、樹齢数百年を思わせるプラタナスの大樹も、その大きな葉をかなり散らしていた。 先週…

岡本太郎『明日の神話』(京王井の頭線「渋谷駅」ビル内)

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先日、渋谷に出たついでに、最近設置された『明日の神話』を観てきた。絵の前のここかしこで、携帯で撮影している人たちがいた。たしかに、あのスケールはすごい。でもね、どう観たって、この絵は散漫でしょう。皆さんはどう思われましたか? 以前、川崎市の…

北野武監督『アキレスと亀』〜何気ない一言で最後に救う手法 

目もくらむような風呂敷の包み方だった。 死に向かって生きる覚悟。そんな剥き出しの孤独と虚無感を見すえる北野映画の志は、この作品でもなんら変わっていない。一方で、世界的映画監督に登りつめた今も、それが紙一重の結果にすぎないことを、誰よりも北野…

高橋玄監督『ポチの告白』(来年1月24日公開予定)

「一人じゃ、何もできねぇんだよぉ〜!」 うら寂しい独房で、元警察官の独白がこだまする。 表題の「ポチ」とは警察官のことだが、主人公の最後の雄叫びは、わたしたちの社会のあらゆる組織に生息する「ポチ」たちの心に響くだろう。 数々の日本の警察犯罪事…

強迫観念が社会の原動力

宗教人類学者の植嶋啓司さんの「強迫観念が社会の原動力」という視点が、おもしろい。「日経ビジネス・エクスプレス」の「ストレス革命」特集の「何も選ばない生き方のすすめ」のインタヴュー。それに気づくと、たしかに肩の力は少しぬける気がする。 オブセ…

駄目なやつほど、ホメられるとうれしい

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「アキレス腱がとてもやわらかいですねぇ」 「背筋がずいぶんつきましたねぇ」 「走っているせいか、肩甲骨の筋肉がやわらかいですねぇ」 ・・・・・・どんなヘボ・ランナーでも、ホメられるとうれしい。 しかも、両方の太腿や脛(すね)、腰骨の上などを触…

3度目の正直ならず(湘南国際マラソン)

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第3回湘南国際マラソン、4時間21分強でした。 3度目の正直はなりませんでした。目をそむけたくなる現実ですが、向き合うしかありません。ぼくの努力の方向性が、どこかトンチンカンなのでしょう。やはり、30キロ手前から失速しました。 あえて収穫を…

人を惹きつける会社

日経BPnetで、「人を惹きつける会社」という連載を始めています。 ご興味がおありの方は、特集「人をひきつける会社」をクリックしてください。2社とも中小企業ですが、それぞれ経営者がとても魅力的です。 感想がおありの方は、コメント欄に書き込んでいた…

言葉の磨きかた

「人生の役割をきちんと知って、生きてる人間は美しいのよ」 今日、取材相手から聞いた言葉。ファッション評論家のピーコさんから、彼女が言われたらしい。その「美しい」の使い方が斬新で、一瞬、ぼくも言葉を失ってしまった。心地いい驚きで、仕事冥利につ…

やっぱり、顔は大事

まるで深い川底で長年洗われつづけた、優しい丸みをおびた石のような顔。 今年78歳になる彼の、なんとも愛らしい笑顔と向き合いながら、芋焼酎のお湯割りも手伝ってか、ぼくはうっとりしてしまった。 「まだ息子が亡くなったとは思えないんですよ、ほんと…

江ノ島がぁ見え〜てきたぁ 

なぜか革靴にジャージ姿で走りながら、坂を下ると大きな海原が目の前にひろがる。朝7時すぎ、海岸ぞいに向かって左折すると、小さな島が目に飛び込んできた。 「江ノ島がぁ〜、見え〜てきたぁ〜♪」 とっさにサザンの歌が頭の中でリフレインする。こんなに海…

こんな「いやらしい」は人生初

けっして値段の高い安いではなく、極上の料理に舌鼓をうつ瞬間、まるで全身を幸福感ですっぽりと包まれたような気分になる。まさに谷崎潤一郎賞にふさわしい、山田詠美著『風味絶佳』の「海の庭」を読みながら、なんどもそんな溜息がもれた。小説の至福に身…

「ヒミング2008氷見上庄川天馬船プロジェクト」参加者募集中

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アーティストの中村政人さんから、「ヒミング2008氷見上庄川天馬船プロジェクト」の参加募集中とのメールが届きました。昭和30年代に交通手段だった天馬船の、復活プロジェクト。興味がある方は、上記をクリックしてください。 また、中村さんが代表をつとめ…

藤代裕展「AO ZO RA ICHI」(11月8日〜24日・「ギャラリーnoir」静岡県伊豆の国市中750-1)

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藤代さんから個展のお知らせが届いた。ご本人によると、「行ったことのないない場所の、青空市で見つけたものたち・・・がテーマ」だという。個展会場のブログはこちら。 会場はちょっと遠いですが、ご興味がある方はどうぞ。藤代さんのHPもご覧ください。

[Run」三日月とオレンジ色の東京タワー

内幸町から霞ヶ関のビル群が黒いシルエットになり、その上に細く黄色い三日月が浮かんだ。その右斜め上には、星ひとつが光っている。そこから少し離れた左側では、東京タワーがオレンジに発光している。 一方、皇居周辺は闇にすっぽり沈み、ぼくはその闇の中…