2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

十三夜という感性 

Run

きれいな夕方、ウォーキングと少々ジョギングに出かけた。近くの遊歩道から公園へ。ウォーキングを基本に、気が向いたら軽く走る。走ることで生まれる風を切る感じ、あるいは「気持ちいい」という感情を、少しずつ思い出そうとしてみる。 公園にたどり着くと…

ベルギーフレンチ料理『ambiance(アンビアンス)』〜大平史人オーナーシェフの出発 

レセプションへの招待状をいただき、昨夜、ささやかな花束をもって、中目黒『アンビアンス』の開店を祝ってきた。大平史人くんが開いた、ベルギーフレンチ料理のお店。大平くんはベルギー修行をへて、今は無き恵比寿ガーデンヒルズのタイユバン・ロブション…

男子、いざ厨房へ(5)アイ・ラブ手羽の八角煮〜絶妙の濃くをもたらす八角の存在感 

八角に魅惑されたのは、横浜中華街の菜香新館の牛のハチノス(内臓)煮だった。基本は醤油煮なのだが、そこに八角のテイストが加わることで、絶妙の濃くが生まれる。それがクセになる味なんだなぁ。 今回、その手羽の八角煮に挑んでみたってわけ。まず、醤油…

@スチャラカの「こんなん書きました」〜米系企業投資ファンド主導のMBOによる、産業機械大手メ―カ―の再建ルポ

web

「日経BP-net」webで、米系企業投資ファンド「カーライルグループ」主導のマネイジング・バイアウト(経営陣の参加による企業買収)をへて、4年ぶりに東証へ再上場を果たした機械大手メーカー「キトー」の軌跡を取材しました。昨日から4回連載の予定です…

男子、いざ厨房へ(4)小松菜と厚揚げの煮びたし〜突然のDNA現象

「あんた、そっくりやなぁ」 昔、実家に戻った折、畳部屋で昼寝をしていたら、おふくろがそう呟いた。 えっ、どういうこと?思わず僕はそう聞き返す。 「胸の前に両手を当てて寝てる姿が、あんた、お父さんそっくりやんか」 30代を過ぎた頃だった。思いが…

空白の1日と、28年目の対話 

江川卓と小林繁。先週末、2人のツーショットに思わずシャッターを切っていた。 2人が登場するらしい、テレビCMの撮影模様を、江川が司会をつとめるスポーツ番組で放映していた。2人が直接言葉をかわすのは、今回が初めて。あの「空白の1日」事件で、江…

art

『怪獣と美術』展〜「ウルトラの父」と呼ばれた男の、怜悧なアイロニー ウルトラマンとその怪獣たちと言えば、ぼくらの時代の子どもたちの心を鷲づかみにしたヒーローと敵役だった。だが、ウルトラマンの敵である怪獣たちには、けっこう人間臭くて、哀愁ある…

YUKI『JOY』〜宇多田と双璧のポップソング・ライター

ひさしぶりに、午前4時半まで原稿を書いていた。『JOY』の最後の曲『Home Sweet Home』を音量を絞ってリピートしながら、けっこう書けた。最終的には少し校正するだろうけれど、大きな流れは書けた気がする。今日はこれで寝よう。原稿内容と割とシン…

男子、いざ厨房へ(3)サンマの梅干煮〜骨まで愛してほしかった

「骨まで〜 骨まで〜 骨まで愛してほしかった〜♪」 故・城卓矢の1966年のヒット曲「骨まで愛して」って、すごいタイトルだよな。えっ、知らない?当時3歳のぼくも知らないはずなんだけど、懐メロ番組で観て、そのサビの部分だけ覚えたにちがいない。詩…

石井苗子著「『元気』をこの手に取り戻すまで」、朝日新聞10月7日書評で紹介! 

どうやら石井さんの新刊が、朝日新聞の書評欄で紹介されたらしい。じつは、今月4日発売の18日号『女性セブン』の人物ルポ連載「新・われらの時代に」でも、石井さんの本にもとづく記事が掲載されたようです。 自己嫌悪や厭世観、あるいは自殺への衝動とい…

NHK総合「人生の歩き方」見城徹〜圧倒的なる放熱上手 

角川書店時代、見城さんは、人気作家の五木寛之が書いたエッセイやら小説を片っ端から読んで、逐一感想の手紙を書き送ったエピソ―ドが秀逸。だんだん気持ちが萎えてきた15通目に、五木夫人の代筆でお礼のハガキが届き、25通目の手紙で、「ぜひお目にかか…

佐野眞一さんの言葉

「ノンフィクションは固有名詞と動詞の文芸である。形容詞や副詞の修辞句は時を経て腐るが、名詞と動詞は腐らない」(佐野眞一著『私の体験的ノンフィクション術』)

ナット・キング・コール

少しすすけたような青空の下、暮れなずむオレンジ色のかたまり。最寄り駅からの帰り、遊歩道に入ると突然それがあらわれた。遊歩道には、ウォーキングする初老の男性、彼を静かに追い越す若い女性ジョガー、補助輪をつけて遊歩道を横切るミニ自転車練習中の…

男子、いざ厨房へ(2)〜カボチャのパッと煮で、あなたもデキルおやじ仲間?! 

プチ”独身”生活のリズムがだいぶ出てきた。 朝の体操も、以前どおりスムーズにできる。洗濯機を稼動しつつ、朝食をとり、食後に洗濯物を干し終えると、食後は軽く散歩に出て、帰りにス―パ―で買物して戻る。う〜ん、我ながらナイスな主夫生活ぶり。奥さんがい…

速報 東京マラソン42・195キロに初出場決定!人生で一度も走ったことない距離なんですが・・・(^^;)

Run

なんとなく予感があった。 今回の腰痛は、東京マラソン出場へ向けた神様からの試金石ではないか、というまるで根拠なき予感が。募集締め切り日ぎりぎりに、応募メールを送信したのも良かったのかもしれない。思わず、水戸黄門のテ―マ曲を口ずさみそうになる…

今日のイチオシ〜柳美里と養老孟司の言葉 

ひさしぶりに、ネット上で面白い言葉に出くわした。「日経ビジネスエクスプレス」web上の、「柳美里、養老孟司と語る」。しゃべらない昆虫を通して、現代を照射する二人の言葉はとても鋭敏。「現代社会は見るな、触るなと言っているように見える」、「みんな…

宮成なみ『奇跡のごはん』、3000部増刷決定! 

先日、めずらしく母から電話をもらった。 以前、送っていた2冊の本を読み終えたらしい。とりわけ食べ物と健康がテ―マの『奇跡のごはん』は、気に入ってくれたらしい。「すごい女性やなぁ」「彼女もそうやけど、お母さんがすごい人やなぁ」などと、少し興奮…

「ミャンマー軍による長井健司さんの殺害とビデオテープ押収に抗議する」ブログ

テレビ会社勤務の友人からメールが転送されてきた。ミャンマー軍による長井健司さん殺害に抗議するブログが、メールでの署名運動を展開している。長井さん殺害への抗議と、彼が命がけで撮影したビデオテープの返却を、ミャンマー軍事政権に求める署名メール…

伊藤敦個展「”777”」(プロジェクトスペースKANDADA) 

パチンコをテ―マに、その違法廃棄が社会問題にもなっている、廃材のパチンコ台を素材として活用した展示。パチンコを通して見えてくる国家、財貨の循環モデルなど探っていくもののようです。「”777”」は先週28日(金)から、10月20日(土)まで開催…

NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」放送開始 

NHKの方から、新番組のお知らせハガキが届いた。「どんと晴れ」に続く朝の連続ドラマ小説「ちりとてちん」。大阪を舞台に女流落語家を目指す女の子の物語。1月に放送された拙著原案、土曜ドラマ「スロースタート」のプロデューサーと演出家の方々が担当され…