2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

NHKFM「元春レディオショー」開始(毎週火曜夜11時〜12時)

ずいぶん古い話で恐縮だが、まだ「SPA!」で働いていた頃、CD「フルーツ」発売時に、企画を会議で通して出かけた東京・都ホテル。佐野さんがメディア対応するときの定番ホテルらしかった。 彼の好物だというハニーデュメロンを新宿伊勢丹で買い、できれ…

佐藤哲郎ミニ写真展「Mirikitani」(3月29日〜4月18日渋谷駅宮益坂下なぎ食堂)

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海外で数々の映画賞を受賞し、日本でも昨年公開された、米国NY在住、反骨の日本人路上画家ミリキタニのドキュメンタリー映画「the cat of the Mirikitani」。そのミリキタニを、友人の佐藤さんが撮影した写真展が、渋谷宮益坂下のカフェで行われています。…

二神能基著『希望のニート』(新潮文庫)〜光栄な再刊に寄せて

約4年前、東洋経済新報社から出版された上記書が、新潮文庫から4月に再刊されます。自分が制作にかかわった本が、文庫化されることはもちろん、それが中学生時代から自分が読み親しんできた文庫だということが、素直にうれしい。 新刊本で増刷されるのが約…

本橋成一写真集『バオバブの記憶』(平凡社)〜対極の視座を投げこむ人

昔、北海道の美唄に、一人の樹木医をたずねた。 仕事ではなく、テレビでその存在を知り、その人の話をどうしても、じかに聞きたくなったからだ。彼は快く受け入れてくれて、その診療に同行させてもらった。ちょうど5月の連休のころだった。 彼とめぐった、…

寺澤有著『報道されない警察とマスコミの腐敗』(発行インシデンツ)

寺澤有くんが、自ら出版した話題作。映画『ポチの告白』を見た、警察関係者などを取材してまとめることで、警察とマスコミの腐敗ぶりを突きつけてくる。現役警察官やそのOB(しかも全員実名)の発言だけに、その説得力は有無をいわせない。内部告発者が、…

野球の醍醐味

生まれて初めて見た、内川のレフトゴロアウトのス―パ―プレイに痺れた!解説者がギャンブルプレーと語っていたが、内川の気迫がテレビ画面いっぱいに充満した。あの後、クローズアップされた内川の形相は、まさに鬼気迫ってたし。 もうひとつは、10回表の決…

黒田絵美子訳「レイモンド・カーヴァー詩集 水の出会うところ」(論創社)〜心の奥がしんとする

「・・・あと20年は走りたいと思ってます」 あるランナー友達にメールを書きながら、自分で書いた一節にびっくりした。 人生を逆算している自分を発見したせいだ。書いた瞬間は、それぐらい好きになっているという表現のつもりだった。ところが、いざ書い…

山田風太郎「人間臨終図鑑Ⅲ」(徳間文庫)

仏教でいう「無常」観を体得するため、釈尊(ブッダ)は、死体を直視することを教えたという。修行者は、死体置き場で死体をまざまざと見て、林の中で瞑想によって、その死体が腐乱していく経緯を思い浮かべる。それによって無常な身体への執着を離れるとき…

WBC日韓戦の雌雄が決した瞬間

審判のストライクアウトの判定に、打席で切れた城島が、バットを打席に捨ておいて背中を向けた。審判が彼の背中ごしに退場を命じる。 7回表のあの瞬間、すでに勝敗は決していた。 その一打席で三振したことと、チームが正捕手を失うことの痛出と、それが明…

NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」〜サッカー日本代表・中澤祐二

チーム練習後に一人居残り、コーチ相手に基本練習をくり返す。 コーチが立っている場所に、長身長髪の男は、黙々と、かつ正確にロングボールを蹴っている。ごく単純な練習で、日本代表チームのキャプテンである中澤には、一見不似合いなのだけれど、彼の軌跡…

WBC第二ラウンド、日本がキューバに6対0の完封勝利

目がさめたら、まさに放送開始の午前4時45分。目覚ましは6時にセットしていたのに。 これは神様が観ろといってるんだなと、布団の中でぼんやりテレビ観戦。敵失もふくめて先制、追加点と理想的な展開。ここから目がさえてきたので、お味噌汁つくりへ。昆…

映画「バオバブの記憶」、産経新聞文化欄で紹介

3月10日付け産経新聞文化欄に、本橋監督の映画「バオバブの記憶」が紹介されました。「巨木が語る人間の姿」という見出しで、ページの4分の1ほどでの分量が割かれている。 「いつの間にか科学が進み、物質文化となった。 人間だけが地球の時間を超えて…

映画公開記念トークショー

本橋成一監督の映画『バオバブの記憶』の公開が、都内2ヶ所で今週末から始まります。○ポレポレ東中野 3月14日(土)〜 12:30/14:40/16:50/19:00 http://www.mmjp.or.jp/pole2/○シアター・イメージフォーラム(渋谷) 3月14日(土)〜 11:00/13:30/16:00/18:…

まだまだ寒い週末に

寒椿 つめたき土に 落ち映えて

藤代裕氏、「SPRING BIRD」出品中(西荻窪「ギャラリーみづのそら」3月21日まで)

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友人の藤代裕さんが、西荻窪の「ギャラリーみづのそら」で出品中。「SPRING BIRD」展は、多ジャンルの作家さんらが参加しているようです。藤代さんのHPはこちら。ご興味がおありの方は、21日までに是非どうぞ。

中目黒「アンビアンス」〜料理は前へ前へと疾走する

友人2人と、ひさしぶりに中目黒のベルギーフレンチ「ambiance」へ。 前菜で目を引いたのが、フォアグラの揚げ物。チョコレートソースを少し添えて揚げてあるところがミソで、この意外な相性の良さは心地いい発見。それをカナッペに載せてある。あとは、天使…

パパ強し!

毎朝4時45分に起きていると聞いて、驚いた。 およそ1年ぶりで再会して、夕食を共にした友人の話。彼のところは共働きで、保育園に息子さんを送るのが彼、出迎えが奥さんと分担しているためらしい。 そのくせ、週末の1日は、かなりハードに泳いでもいる…

先達のことば(2)〜60代女性経営者にシビれる

毎年、バレンタインデーにチョコレートを贈っていただいている方とランチ。新聞には出ない金融業界事情をうかがいたくて、お願いした。少し早いホワイトデーで、和久傳のれんこん菓子「西湖」を持参。 パリの大学に留学経験があり、今もパリと東京を行き来し…

先達のことば(1)〜「差が出る年代」

当日、お邪魔して四方山話を聴かせていただいた、ある企業の70代の方から、その夜、メールをいただいた。 昔、「会社生活は45歳までは一列横隊。45歳を過ぎると差が出るし、つけられる。その差も45歳までに何をやったかによる」ということを感じ、ま…

デビッド・フィンチャー監督『ベンジャミン・バトン』

『オペラ座の怪人』以来、ひさびさにグッときた。 映画館を出たとき、大好きな人の手がにぎりた くなる作品です。 『ベンジャミン・バトン』公式サイト(クリックすると音声が流れます)