2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ウォーキングからかんがえる「いちじがばんじ」

このみっかかん、よるがとてもすずしい。 だから、よるのじゅういちじから、さんやれんぞくでウォーキング&ランニング。ゆうほどうをわたるかぜが、とてもここちいい。こんやは、うんどうぶそくのおくさんをさそった。ところがやぶへびだった。 「なんか、…

K−1初参戦 ボビー・オロゴン(ナイジェリア)のコメント力

Kー1リベンジ2006で藤本祐介選手と対戦し、判定負けしたものの、試合後のボビーのコメント力は凄まじかった。やっぱ、ある種の天才だな。これ読んで少しも笑わない人がいたら、ぜひ会いたい。(以下、「スポーツナビ」速報より引用) ――相手のパンチは…

身の周りにある「オレ安いよ」詐欺

先日、奥さんに頼まれて、豚しゃぶ用にごましゃぶのタレを買いに行った。奥さんの言ったA社製のものの隣に、それより50ミリリットル多くて、およそ100円も安いB社製のごましゃぶタレが置いてあった。どうやら新製品らしいが、それはどう見ても臭い。…

南青山『アントニオ』〜披露宴をあげた思い出のお店に夫婦で再訪

ぼくの誕生日から2日後、すごく久しぶりに『アントニオ』に出かけた。今年が結婚10周年ということもあってね。かれこれ、7、8年ぶりだ。 昔ながらの高い天井(当たり前か)、ピンクとオレンジを適度に混ぜたような店内のトーンと、オレンジ・トーンの少…

雑誌『スカウト』来月号に田町「ヌースフィア」オーナー登場!

34名の投資者が集まり、自分たちのレストラン開業―たぶん、そんな見出しで来月21日発売の『スカウト』(リクルート社発行)で紹介されます。26日、その取材ならびに写真撮影に、チンピラ・オーナーとして参加してきました。 女性記者の方に、オーナーに…

ギフト、そういうしかない

たまにビックリするような偶然に出くわす。 ペルーに戻る義母を見送りに成田へ。成田エクスプレスでの帰り道、新宿で降りて、なんとなくビックカメラで買物をして、そのまま地下鉄に乗った。竹中直人が表紙の、東京メトロのフリーマガジン「GOLDEN min…

尊重と共感の難しさ〜友人の大雨被害に直面して

5月発売の拙著に、尊重と共感というキーワードを託した。 世の中に充満する、自分(たち)さえ良ければそれでいいという気分と、それゆえに深い孤立感にさいなまれてもいる気分の股裂き状態を、ぼくなりに感じていたからだ。個人的な好き嫌いを超えて、他者…

「告知」有名私立中学の先生たちの語る「考える力」〜新創刊『プレジデントファミリー』9月号

先日発売された『プレジデントファミリー』という雑誌の取材で、全国の有名私立中高一貫校の先生方にお会いしてきた。雑誌後半の「最強の教材50選」という特集。鹿児島のラ・サール、神戸の灘、東京の開成、麻布、桜蔭といった、私の人生とはまるでかすり…

蓮実重彦氏の語る「溝口映画における船」〜青山ブックセンター本店

溝口健二の映画は一本も観ていない。ただ一度、蓮実重彦氏(元東大総長)の映画論をじかに聴いてみたかった。 「溝口の映画を10本観ていない人は、愛国者とは呼ばせない。溝口と君が代とどっちが大事か、答えは自ずから明らかです」 聴衆の注意を引きつつ…

第3回「庭園倶楽部」(in ワタリウム美術館)〜書院造りと数奇屋造り

平安時代の寝殿造り<だだっ広いワンルームを、衝立(ついたて)や屏風(びょうぶ)などで仕切る貴族の住居>から、鎌倉時代になって書院造りと数奇屋造りに別々に細分化していく過程を学ぶ。 書院造りが、武家が公式行事などを行う「表の間」だとすれば、数…

宇多田ヒカル『DISTANCE』〜「一人じゃ孤独を感じられない」という感性(3)

「だって・・・」「待って・・・」「分かって・・・」とダンサブルに韻を踏む『Wait&See〜リスク〜』から始まる二枚目のアルバム『DISTANCE』。アルバムタイトルでもある3曲目の『DISTANCE』だけでなく、男女の距離感にとどまらず、未来の…

小泉首相の8・15靖国参拝の深層〜小泉・福田・秘書飯島の攻防

日経ネット「プロの視点」で、「小泉首相の8・15靖国参拝の深層」という興味深い記事を見つけた。沖縄遺族会や中国側とのギリギリの調整など、当時の新聞には出てこない舞台裏が書かれている。政策決定がらみだからオンタイムで出せずに、こうしてタイム…

宇多田ヒカル『DISTANCE』〜「一人じゃ孤独を感じられない」という感性(2)

宇多田ヒカルといえば、16歳でのデビュー曲にしてミリオンセラーの、『Automatic』について触れないわけにはいかない。1枚目のアルバム『First Love』(右写真)に収録されている。彼女のファンではない私でさえも、あの曲のサビのリフレインは印象深かった…

宇多田ヒカル『DISTANCE』〜「一人じゃ孤独を感じられない」という感性(1)

ちょっとしたきっかけだった。 去年、映画『春の雪』を観にいったとき、エンディングロールで流れたのが、彼女の歌だった。その歌で、ぼくの耳にひっかかったのは、最期の「あ〜あ あ〜あ〜」と叫びにも似た長いリフレイン。それは貴族の家柄に生まれながら…

法事にみる女性たちの物語る力

「この人ったら、ほんと出不精だからね。私、どっこも連れて行ってもらったことないよ」 「でも、うちなんか休みの日は競輪とか出かけるから、私は一人で家で好きなことできるわけ。夫婦でいたって話題なんてないから、そっちの方が助かってるわ」 「そうか…

巨人対ヤクルト観戦(神宮球場)〜昭和は遠くになりにけり

いきなり1回裏、ヤクルトが大量7点。しかも夕方の曇天の空からは雨粒が落ちてきた。最悪だな、こりゃ。きっと誰でもそう思うだろう。 巨人軍ファンである義母をお連れして、夫婦で野球観戦に出かけた。巨人が9連敗中で、前日のテレビで見ると、観客席は空…

おぼれかけクロールの彼女

わすれられない光景がある。 もう10年以上まえのことだ。プールで、おぼれてるのかと思うような調子で泳いでるおばあさんがいた。クロールのかき手が、水中からぬかれふたたびさしこまれるまで、7、8秒もかかっていた。遠めにみていると、まるでおぼれた…

奥田政行(山形県鶴岡市「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ)〜食べるもの・舐めるもの・嗅ぐもの・見るもののすべてを料理に収斂させる人

その逆三角形の顔は、温厚な蟷螂(かまきり)を彷彿とさせる。見た目だけではない。もう道端の草から、山中の得体の知れないものまで、この人はやたらと口に放り込んでは、この土地の水の味がしますね、とかいいながらニタッと顔をほころばせる。マニアック…

ハーゲンダッツこの夏の新商品、「パッションフルーツ・シャーベット」

10年前、結婚式に出席するために、はじめて南米ペルーの首都リマへ行った。そのとき、市内のショッピングセンターで、魅了されたものがある。スペイン語で「マラクヤ」、英語で「パッションフルーツ」のシャーベット。恥をしのんで書くと、それまで「パッ…

サッカ―の醍醐味とジダン〜W杯を終えて

フランス対イタリアの決勝戦の延長戦。フランスのジダンが見せた二つの行為に、サッカ―の醍醐味を見た。ひとつは、惜しくも相手GKブッフォンの好守に阻まれたが、目の覚めるようなヘディングシュート。そしてあのマテラッティの侮辱への報復としての頭突き…

江國香織×古川日出男のリーディング・トークショー〜音読が言葉を解き放つ(青山ブックセンター)

会場を後にしてから、むずむずと文章が書きたくなった。音読から見えてくる文体は、とても色っぽかったり、あるいは建設現場ぽくもあって、なにしろとても自由奔放だった。文章を黙読すると、どうしても意味という枠に収まってしまいがちだが、それがひとつ…

野地秩嘉『芸能ビジネスを創った男〜渡辺プロとその時代』〜人間が匂い立つ場面(シーン)の必要性

たぶん、映画やテレビドラマといった映像化を抜きにして、ノンフィクションは採算がとれないと思う。取材テ―マ探しの時点から、映像化を考慮して取り掛からないといけない。売れないといわれる出版業界の中でも、さらに売れない分野だから。 そういう意味で…

NHK『プロフェッショナル〜仕事の流儀』〜明日のために(今日の)仕事ができる人

プロっていうのは、僕は今日のためじゃなくて、本当に明日のために仕事ができる人。自分のためじゃなくて、他人のために仕事ができる人。だから明日の、人のために仕事ができる人 イタリアで活躍する、カー・デザイナー奥山清行の言葉にグッときた。とりわけ…

W杯フランス対ポルトガル〜相手のキーマンを消すサッカ―

試合前半の冒頭はポルトガル良かったのに、急にデコの姿が見えなくなり、ボ―ルタッチも減った。ジダンのPKが決まってから、なおさらデコの姿が映らなくなった。フランスのディフェンダーのマークがきつくなったからだろうが、後半になってもそれは変わらず…

オヤジたちの「お祭り」宣言〜中田が現役引退を表明した日に

ぜんぜん関係はない。けれど何かしらの縁は感じる。感じるのは勝手だから許せ。 中田英寿が現役引退を表明した日に、われわれオヤジたちは動きだす。来年2月18日に行われる「東京マラソン」に、友人たち4名と参加することを決めた。高校や大学の友人たち…

美しい敬意と憧憬

それはホイッスルが鳴りわたった後だった。 ブラジルのシシーニョやロビーニョが、次々に一人の男に歩み寄った。自分たちを1対0で下したフランスのキャプテン、ジダンのもとに。負けてすぐに相手チ―ムのキャプテンに、まぶしそうな顔で抱きつくとは何事だ…

W杯・ポルトガルがベスト4進出〜応援しがいがなかったポルトガル

先のオランダ戦と違い、今夜のポルトガルは応援しがいがなかった。特に後半から入ったリザーブの選手がひどかった。イングランドのルーニーが退場してから、数的優位を生かせず、消極的なボ―ル回しに終始しては、反対にボ―ルを奪われるという悪循環。交代で…