2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

サッカーをめぐる言葉(1)〜岡田監督を”詩人”と書く感受性

日本人として悪い気はしない。 だが、おいおい、そりゃあ、どう見てもほめすぎ、いや、もしやパラグアイの回し者で、ほんとは、ほめ殺し? そう思うようなサッカー日本代表への海外メディアの評価 を読むと、耳たぶの裏あたりがこそばゆい。 その記事の中で…

「フランス革命」の使い方

笑ってしまった。 教室で習った言葉がだしぬけに出てきて、その俗っぽい使い方が、なんかとても、ぼくのイメージするフランス人っぽかったから。毒気と冷やかしのバランスが絶妙のアイロニー。 「冷笑的」とはこういうことか、とも思う 良い意味でも悪い意味…

みのれ〜ず通信―2種類の地大豆を植える

雑草とりのときの身のこなしが軽く、そして速くなってきた。今日初めてそれを実感した。走りはじめて身体が重いときにも、走っているとふいに加速する瞬間がある。あれと同じような心地よさ。なんでも反復することで、レベルは別にして、身体の使い方が洗練…

みのれ〜ず通信( )〜蛇走る6月

雑草抜きの手を休め、頭上の空をあおぎ見る。 さっきまで水田に映っていた以上に藍まじりの青と白の、きっぱりとした対比。梅雨時前の、さわやかな空気と日差し。 これぞ、絶好の雑草取り日和だ。田植え時にはあれほど騒々しかった蛙たちは、もう発情期を終…

佐野洋子『ふつうがえらい』

地下鉄の乗り換える駅の、あるいはぶらりと立ち寄った公園のベンチで、さもなくば自宅ベランダのベンチで、読んでいた本の一節に心をグイッとわしづかみにされることがある。 なにかしらぼんやりと思いながらも言葉にできていなかった考えとか、文字書き商売…