2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は夕方から40分ほど軽く走ろうと出かけると、雲行きが怪しくなり、雷が曇天を走るのが見えた。走っている途中からあいにく土砂降りに。35分ほどで切り上げたが、割と気持ちよかった。7月に鎌倉でトレイルラン講習会への参加を決めた。山道でのラン…
取材を終えて最寄り駅につくと、まだ小雨がふっていた。 傘がないので足早に家路をいそいだ。なじみの遊歩道までくると、見慣れた紫陽花の葉の間にまだ青き花弁を見つけた。そのまま通り過ごそうとして足を止め、少し引き返してデジカメで撮った。 ぼくが厄…
昔、折り紙で「だまし舟」というのがあった。逆T字型の小舟の帆先を持っているはずなのに、少し折り方を変えられると、舟の先か後ろを持っている状態にさせられてしまう。倒錯とはまさにあれで、さかさまになること。あるいは混乱すること。 政治家は、地元…
1時間走の疲れをとるために、少し温めのお湯に30分つかる。それでもとれない筋肉のしこりや張りがある。だから寝る前に、奥さんに軽くマッサージをお願いする。手刀みたいにして軽く叩いてもらうと、右太腿が気持ちよかった。つまり、そちらの脚の疲労度…
「小学校で特別授業をやったときに、鯰(なまず)があくびをした瞬間を見た生徒がいたんですね。そこで彼は、グーグルで検索してみた。『なまず あくび』って入力しみたら、まるでヒットしなかったんですね。でも、その『わからない』ということが、彼にとっ…
「ああ、チュンぎょうざのある通り沿いね」 雨降る豊橋駅前から、取材場所に向かうタクシーの運転手の言葉に、思わず反応してしまった。 「えっ、そのぎょうざ屋さん、有名なんですか?」 「ええ、こっちでは皆さん、よく持ち帰りされてますよ」 そしたら取…
昨日は博多日帰り出張。取材が長引き、楽しみにしていた秀ちゃんラーメンも食べずに空港へ向かわざるをえなかった。気を取り直して、今朝は少し早起きして、サッカ―の欧州CL決勝戦をビデオ観戦。ちょっとしたトラップミスも許されない中盤の濃厚な攻防を満喫…
トゥレット症候群という病名を初めて知る。顔しかめや首ふりなどの運動チックと、言葉の反復や不謹慎な言葉を発する音声チックを主な症状とする神経の病気だという。その病気にかかり、夢半ばで東京から実家に戻り、療養生活を送る著者が出版した最初の詩集…
それまで厚塗りの油絵が多かった三岸は、そこからルオーやモディリアーニ、もしくはブラックやピカソめいた作品を残すようになる。昭和初期に「欧州画壇の変化をいち早く取り込んだ」画家として彼の名前があげられるのも、海外画壇の潮流の本質を的確につか…
白々とした疎外感が目を引いた。美術館1階の最初のコーナーにある1枚の絵のことだ。黒味を帯びた深い緑に囲まれた、芝生の上に座る一組の男女。女は鎖骨から首までが白いレース編みで、少し暗めのオレンジ色のロングドレス。男は黒いセーターに茶色のズボ…
モノクロで撮ると、ポプラの木はますます噴水めいている。太い幹に枝葉がうねりからみつくように空へと伸びているせいだ。三岸好太郎美術館のある北海道知事公館の敷地内にあった。 以前から、札幌市で行きたい場所が二つあった。ひとつはイサム・ノグチ設計…
北海道のあるチーズを持って、銀座の本橋成一回顧展「写真と映画と」を訪ねた。本橋さんの太陽賞受賞作「上野駅の幕間」や「炭鉱(ヤマ)」を初めて観た。新聞紙を敷き詰めて酒盛りしている男たち、線路にむかって立ちション中のオジサン、列車で故郷に帰る…
ジャガイモの種芋が植えられた畑に、マルチとよばれるビニールをかけた。長さ100m弱を1本と約50m1本で、合計150mほどか。畑とビニールの隙間が空くと、強風で飛ばされてしまうので、大きな石でビニールを押さえながら、周囲の土をかけ、ビニー…
雑草取りは面白い。北海道のある牧場のビニールハウスで、ぼくはトマト苗の小さな鉢に伸びた雑草を切る作業をしていた。高さ20センチ程度の、実はないくせに、その緑の茎と葉はトマトの強い匂いをはなつ。直径7センチ、深さ10センチの鉢の土の養分をそ…
『普段の暮らしから「地球」を感じ考えてみる ―― たまには視・聴・臭・味・触の五感ぜんぶを使って』第4回 たとえば「風を待つ部屋」でそよ風と音響の共鳴を」「A DAY」で数種類の1日の同時進行ぶりを、ストリーミング映像を通して感じてみてください…
一昨日、うちで5年越しのクレマチスが今年も花を咲かせた。その花びらの紫は年を追うごとに色あせていく。それでもなお咲きつづけるものを見ていて、今まさに踏みにじられようとしているものについて思う。 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者…
ひと仕事を終えて、夕方から筋トレ。いつもハイになるBGMを流しながらやっている。今日はひさしぶりにエレカシの「ココロに花を」をチョイス。いやぁ、今日の大空高く上っていくような宮本のヴォーカルはやっぱりエエわ。この歌声のケレン味はオンリーワンや…
「すぐに御持ちしてもよろしいですか?」 その意外な一言にハッとさせられた。20代前半の化粧っけのない、ジーンズばきのウエイトレスだった。日曜日のお昼前、夫婦であるカフェに出かけた。ぼくが近所ウォーキングで以前見つけていた洒落たカフェだった。…