’０７サタカフェ第４回のお知らせ

『普段の暮らしから「地球」を感じ考えてみる
　　　　　――　たまには視・聴・臭・味・触の五感ぜんぶを使って』第４回

　たとえば「風を待つ部屋」でそよ風と音響の共鳴を」「Ａ　ＤＡＹ」で数種類の１日の同時進行ぶりを、ストリーミング映像を通して感じてみてください。五感がむくむくと動き出すような西村佳哲（よしあき）さんたちの作品です。穏やかな表情と声音でとつとつと話す西村さん本人にも似て、どれも余白たっぷり。そのため今回のサタカフェは、今までとは少し趣向を変えて、参加される皆さんの五感ぜんぶを使って満喫していただきます。
　西村さんの仕事は、「つくる」「教える」「書く」の３つ。ＷＥＢデザインや、博物館や美術館の展示企画や制作等。美術大学などでの教育、そして文筆家としての顔もあります。
　約３年半前に出版されて１８刷を重ねる、その著書『自分の仕事をつくる』（晶文社）には、「この世界は一人一人の小さな『仕事』の累積なのだから、世界が変わる方法はどこか余所にではなく、じつは一人一人の手元にある。多くの人が『自分』を疎外して働いた結果、それを手にした人をも疎外する社会が出来上がるわけだが、同じ構造で逆の成果を生み出すこともできる」とあります。だから、いいモノを作っている人は働き方からして違うはずだ、とその働き方を取材した一冊。この本を読んで、それまでの価値観を揺さぶられる人も多いはずです。
　お台場の日本科学未来館で５月１４日まで開催される「ランドセル・ミーティング」でも、西村さんたちの作品が展示中。ご興味のある方は「予習」をかねてぜひ。（文責・荒川龍）
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日時）５月２６日（土）午後6時開場　　6時半開始〜9時半終了予定
　　　　　　　（ゲストのト―ク＆サイン会、ディナ―およびゲストを囲んでの交流会）
　ゲスト）西村佳哲さん：デザイン事務所『Living world』代表
　1964年、東京生まれ。武蔵野美術大学卒。建築設計分野の仕事を30歳で退職。各種デザイ
ンプロジェクトの企画・製作を重ねる。多摩美術大学造形表現学部などの教育機関で講義や
ワークショップを担当。現在、子どもたちの絵をデザインした「アース・クロック」を準備
中で、７月から神戸空港に設置される予定。
　　料金）４５００円（ト―ク＆ディナ―withワンドリンク）/　学割３０００円
　予約・お問い合わせ）JR田町駅すぐ「ヌ―スフィア」（０３−５７３０−０８８１）