2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

体の軸、文章の軸、心の軸

友だちが面白かったと言っていた『ナンバー』(イチローが表紙のやつ)最新号の、西本幸雄・元近鉄バッファローズ監督のノンフィクションを読んだ。近鉄対広島の日本シリーズ最終戦の攻防を描いた、故・山際淳司氏著『江夏の二十一球』を、監督西本の視点か…

ざんまい京都(2)大原・実光院と宝泉院(左京区大原)

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大原を歩いてみて、日本人の子孫であることを誇らしく思った。こういう美意識を後世に残した祖先も、その意志を継承してきた人たちもふくめて、すばらしい。 あまり期待せずに入った実光院の庭は石楠花(しゃくなげ)が満開で、どこか桃源郷めいていた。また…

田町「ヌースフィア」トーク&ディナー企画〜本日28日よりチケット発売開始!

「サタカフェ(Saturdays Caféの略)」3DAYS in noosphere 『HAPPYの秘訣』〜仕事と人生を丸ごと楽しむ心得 < Talk+Food+Meet=Happy!? > いつも「ヌースフィア」でお腹いっぱいになり、ハッピーになってい ただいているお客様に、さらに心と頭もいっ…

ざんまい京都(1)河井寛次郎記念館(東山区五条坂)〜陶工としての「自分」を遊びつくした人

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ある日、自宅近くの水道工事現場を通りがかった彼、河井寛次郎は、その水道管をつなぐL字型の接続部位を見て、たいそう面白がり、その形状をまねた陶器を嬉々として作ったという。 見るもの聞くものの中に、しかも誰も見向きもしないようなものにこそ、美を…

藤代裕個展「Wood works KINO」(吉祥寺4月23日〜30日)〜廃材が織りなす余白のポエジー

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どこか懐かしいようでいて新しく、冷たいようでいて温かい。それぞれの作品の向こうに、自分が今まで見てきた光景をおもわず探してしまう。そうしながら心がどんどん、しんとなる。肩の力がすっとぬけて、なんか自分の表情がやさしくなっていることに気がつ…

オーティス・レディング「ザ・ベスト・オブ・オーティス・レディング」

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リスペクト ?ヴェリー・ベスト・オブ・オーティス・レディングアーティスト: オーティス・レディング出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン発売日: 2000/12/20メディア: CD クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る 少し迷った。2枚組約40…

筑紫みずえさんと昼食

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(株)グッドバンカー社長の筑紫さんと、ランチをご一緒する。今度、田町「ヌースフィア」で予定しているトーク&ディナー企画の打ち合わせをかねて。 先日、日経新聞の取材を断ったのに、最後は「取材をうけてもらわなくても、記事なんて書けるんですからね…

韓国料理「多又(マニト)」(大久保)〜三段バラ肉っていうネーミングの勇気?!

三段バラ肉ときいて、「三段腹肉」という日本語を連想しない日本人は、この国ではかなり少数派だと思う。しかも、40代の中年とよばれる年齢層の人間はなおさらだ。だからJR総武線を背にして、大久保・職安通りのドンキホーテを少し左へ入った「多又(マニ…

日経ビジネス連載「西川善文とその時代」〜一人のバンカーに時代を重ね見る試み

今日19日、三井住友ファイナンシャル・グループでトップ人事の刷新が発表された。旧住友銀行時代から8年間トップをつとめたのが西川善文・前社長。 彼の退任を見こして、先週号から日経ビジネスでひとつの連載が始まっている。「銀行晩鐘〜西川善文とその…

めざせ、オーティス・レディング!

「この人、カッコよくないけど、カッコイイんだよね」 と奥さんがぽつりと言う。うまいこと言うなぁ、おれはそう感心した。 昨夜、赤坂憲彦と高嶋ちさ子がホストをつとめるBSの音楽トーク番組に、上田正樹が出ていた。「I miss you」というテーマで、歌を即…

ソロモン・バーク「メイク・ドゥー・ウィズ・ワッチュー・ガット」〜子供21人の69歳の歌声

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昨日のつづき。高校時代の友人とブルース映画を観た後で、ホルモン焼き屋でお腹をふくらせてから、渋谷タワレコへ。狙いは「ライトニング・イン・ア・ボトル」で、B.Bキングをしのぐ存在感を見せていたソロモン・バーク。だって、みんな楽器持ってステージに…

渋谷シネマライズ「ライトニング・イン・ア・ボトル」〜「行間」をこそ聞かせるブルース音楽生誕100周年記念ライブ

ちょっとした自慢話がある。1990年、3ヶ月ほどニューヨークで暮らしていたときのこと。B.Bキングとマイルス・デイビスという奇跡的なジョイントライブが、リンカーンセンターで行われた。そのライブ情報を知ったのは、ライブ4日前。 チケットはもうな…

ワタリウム美術館「新庭園倶楽部」〜重森三玲の作庭術

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近頃、マイブームな「枯山水庭園」。ちょうど、外苑前のワタリウム美術館で、「2005年新・庭園倶楽部」という連続講座が行われるのを知って申し込んだ。ちょうど何かを系統立てて勉強したいなぁと漠然と思っていたところだった。先日ここにも書いた「京…

ずいぶんと手近な楽園

朝方まで原稿を書きあぐねて、昼前に起床。食事をすますと、あんまりいい天気だったので、近所の遊歩道に日光浴と散歩に出かけた。先日は二分咲きだった、山吹が咲き乱れていた。この時期に咲く花の中では、ハナミズキと並んで大好きな花だ。その五枚の黄色…

『希望のニート』、5月20日発売決定!

・・・といっても、ぼくの著書ではない(^^;)。去年発売した拙著「『ひきこもり』から『社会』へ」で取材させてもらったNPO「ニュースタート事務局」の代表、二神能基さんの本。しかし取材・構成・執筆を手がけたぼくとしても、わが子同然のかわいい一冊…

「値段」はどうなる?

今日の日経新聞のwebサイトを見ていて、JALバーゲンフェアの記事に目がとまった。東京―大阪間がなんと8000円。もちろん、2カ月先の予約分限定なんだけど。かつての片道1万円というのも凄かったが、それ上回る。路線によっては最大78%オフらしい。 同…

ライラック、新緑の噴水

週末の陽気で、ベランダのライラックがいっせいに葉吹いた。それまではただの枯れ木だったから、その変化はまるで新緑の噴水といった唐突さだ。この葉っぱはレモン・グリーンとでも呼びたくなるような明るい緑で、とても清々しい。今日はあいにくの雨模様だ…

J-WAVE「GOLDEN TIME」〜みうらじゅん・いとうせいこうコンビ再結成の夜

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J-WAVEの毎深夜2時から放送していた「TR2」の、みうらじゅん・安斉肇コンビが土曜深夜2時枠に引っ越したのが「GOLDEN TIME」だ。「TR2」のリリー・フランキーとか、この番組は、まるで「J-WAVE」っぽくなくてイイ。大人の深夜放送のノリだ。

時間が立つのをまさに忘れる!「格安ホテル&ツアー」サイト三昧

完全にハマッてしまった。平日の午後、ネットで高級ホテルの格安情報を探して「一休.com」三昧(^^;)。いやぁ〜、もう仕事もせずに約三時間。G.Wとその前後では、料金がまるで違う。ホテルによっては、まさに日ごとにばらばらで、最高と最低価格で二倍、…

靖国神社で初のお花見〜借金も悲劇も移ろいやすきものなり

初めて靖国神社に行った、お花見に。「借りた金は返すな」の著者、八木宏之さんの会社のお花見にお招きされた。ちょうど桜も満開だった。 八木さんの会社の皆さんは、歴戦のツワモノ揃いだ。もう数億円レベルの債務を背負っている方が数多くいらして、マンシ…

一冊のヒット本の裏側

今日の午後、以前ここで紹介した『考具』の著者、加藤昌治さん(id:rosa41:20050317)と、田町「ヌースフィア」でランチをご一緒した。雑談半分、取材半分で。とても楽しいひとときだった。 加藤さんの本への感想で、「こんな程度でいいと知り、ホッとしまし…

芽吹く葉吹く季節

遅い昼食後に、近くの遊歩道を散歩した。長袖シャツ1枚でじゅうぶんのポカポカ陽気。頬をなでる風さえ心地いい。青空の下、濃淡それぞれの桃色の梅(右写真)が満開で一句。「うめのはな りょうてひろげ てんをうつ」 その他にも、カイドウ、チューリップ、…

『エターナル・サンシャイン』〜C・カウフマン魔術(マジック)を堪能

好きだなぁ、おれはチャーリー・カウフマンの脚本が。『マルコビッチの穴』『ヒューマンネイチュア』もいいけど、今回のが一番気に入った。なぜなら、物哀しさと温かみのバランスが良くて、抑制のきいた21世紀の正統派ラブストーリーに仕上がっているから。 …

「まい泉」黒豚ロースかつ定食〜人生初の塩もしくは特製ソースdeとんかつ

有楽町マリオンで映画を観る前に、「まい泉」日比谷店で、とんかつ。「映画の日」割引分で、ゴージャスな黒豚ロースかつランチを注文。まず、黒豚かつ用特製ソースが出てきた。他のテーブルと差別化を図られた時点で、気分良し!すりおろしリンゴたっぷりの…