『希望のニート』、5月20日発売決定!

・・・といっても、ぼくの著書ではない(^^;)。去年発売した拙著「『ひきこもり』から『社会』へ」で取材させてもらったNPOニュースタート事務局」の代表、二神能基さんの本。しかし取材・構成・執筆を手がけたぼくとしても、わが子同然のかわいい一冊だ。
 ニート関連の報道を見ていても、「ニート」の若者と会ったことも、話したこともない人たちが、データや個人的印象だけでああだこうだ言って、小銭をかせいでいる。一方、今回の本は「ニート」の若者たちと日々接し、酒を飲み、飯を食っている二神さんが語る、素顔のニート像といったところか。ニートの長短所だけでなく、大人の働き方や生き方、子育て、むしろニートを基準としたもうひとつの働き方などについても書かれている。
会社四季報」で有名な、東洋経済新報社からの出版予定で、初版7000部と決まった。最近の出版不況を考えれば、かなり力を入れてくれている数字だと思う。
 装丁は田口ランディさんの本などを手がけている、網中いずるさん(下の本)。担当編集者の話だと、網中さんは子どもさんが生まれたばかりで、興味があるテーマだと、忙しい中、引き受けていただいたらしい。
 腰巻の推薦文は、ヒット本『ニート〜フリーターでも失業者でもなく』の著者で東大助教授の玄田有史さん。6月には出版記念企画で、玄田さんと二神さんの対談を都内で行う予定で、ぼくが司会をつとめることになりそうな雲行きだ。
 正式に日時と会場が決まったら、スチャラカでもお知らせします。興味があって、時間に余裕がある方はぜひいらしてください。
 これに乗じて、拙著も再び販促に入る。『希望のニート』の隣でコバンザメみたい書店にならぶように、出版社も営業をかけてくれるらしい。まっ、最低限、対談イベントではがんがん営業したいものだ。
 本作り自体はインタヴュー取材をのぞけば実に地道な作業だが、本ができれば、あとは”お祭り”だから、この本にかかわってくれた人たちと、あれこれアイデアを出し合いながら楽しく遊びたい。

その夜、ぼくは奇跡を祈った

その夜、ぼくは奇跡を祈った