2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

マスコミが伝えない、米国大統領選挙のもうひとつの死角

やっぱり、まるで基本的なことを知らないんだなぁ。村上龍氏のwebサイト「JMM」のメルマガを購読している。それで、29日に「選挙後にアメリカが直面する構造問題」というメールが届いた。米国ワシントンDCに暮らす村上弘美さんからの「From Kramer's Cafe …

[視点」つい急いでしまうことの怖さ、急がないことの難しさ

図書館に行こうと、雨の中、家を出た。しばらく歩いていて、ふいにその葉の上で水滴をきらきらさせた野花を見つけて、足が止まった。あいにくデジカメは持っていなかった。家に引き返そうかどうしようか、おそらく30秒ほどは迷った。 結局、家に戻ることに…

『RADIO 42』〜10月の雨の週末にラウンジ・ミュージックを

web

部屋でパチパチとキーボード叩く仕事柄、パチパチやる日はいつも部屋では、左アンテナの「Accua Radio.com」でジャズかクラシックを聴いている、というか流している。でも、さすがに飽きるので、あれこれ検索してたら、この『RADIO 42』を見つけた。 好き嫌…

新潟中越地震の被災者がもっとも必要としているもの

左アンテナの田口ランディさんのblogに、28日付けで小千谷市在住の人からのメールが転載されている。彼女の友人に送られてきたメールの転載らしい。今、現地でもっとも必要とされている救援物質についての部分を抜粋転載させていただきます。みなさんのHPやb…

TBSラジオ「アクセス」インターネット対談〜昔懐かし深夜ラジオのアナーキーな空気

web

完全にツボにハマッた。コラムニストのえのきどいちろう氏と、作家リリーフランキー氏のインターネット対談『40代のオジサンにとっての”エロ”とは何か』に大笑いした。最近、痴漢で逮捕された元大手証券系シンクタンクU氏から、昔の彼女、さらには杉本彩ま…

エラ・フィッツジェラルド『ライク・サムワン・イン・ラブ』〜すべてはつながっている

CD

朝からずっとエラ・フィッツジェラルドのCD『ライク・サムワン・イン・ラブ』を聴いていた。くすんだ山吹色のバックに、エラの左の横顔がモノクロで載っていて、ジャケ写買いした一枚だが「当たり」のバラード集だった。 切ない別れの物語を、柔らかで懐深…

新潟中越地震情報

web

田口ランディさんのBlog経由で、地震関連情報のwebサイトと、新潟市在住の方のリアルなBlogを見つけました。関心のある方はリンクをはってください。被災された皆さんが、一日も早く普段の生活に戻れるようにお祈りします。ささやかですが、ぼくはまず、はて…

冬へ近づく句

曇天に 胸ふくらませ 寒椿 咲かんとす そのいしこそが うつくしき / リュウオキナ

久田恵『フィリピーナを愛した男たち』文藝春秋刊〜騙(だま)し船みたいな現実の醍醐味

ぼくの視野は狭くて頼りない。さらに始末が悪いのは、その自覚に欠けることだ。いろんな人に会って話を聞くのが仕事だから、普通の人よりは間口が広くて、考え方にも柔軟性があると、どうやら無意識に思い込んでいるふしがある。我ながら始末が悪い。むしろ…

胃癌手術報告に見る松岡正剛さんの作家魂〜『千夜千冊』番外編

web

松岡さんが胃癌で入院されたのは知っていた。でも、その後の動静はニュースにはならなかったので、まだ入院中なのだと思っていた。それでふいに、右アンテナの『千夜千冊』をクリックしたら、番外編として胃癌手術報告がアップされていた。 驚くほど詳細な手…

シンクロニシティを逃すな!

人間って面白いなぁ。しみじみそう思うことも、取材のひとつの醍醐味である。この日の取材でも、いい言葉を聞いた。シンクロニシティー。 そもそも、あのユングが発語した言葉で「共時性原理」と訳される。それが意味するところはかなり多岐にわたるらしい。…

自分の顔に責任を持とう

ある打ち合わせを終えて、同じライター稼業のA君と雑談。 「ぼく、原稿書いているときに辛いと思ったことが一度もないんですよ。そういう意味ではそういう仕事につけたことを、すごく幸せに思っています。最近まで、物書きを生業にしている人は、みんなそう…

笹沼五郎商店の「わらっと納豆」はうまい

水戸の先、茨城県大洗まで取材に出かけた。夕方時間があったので、偕楽園でもぶら〜っとしようかと前日には思っていたのだけれど、あいにく朝から雨模様。 しかたなく、JR水戸駅まで戻ってきて、駅に隣接するSCで、お土産にと藁に入った「わらっと納豆」…

震災10年の神戸から「日本」を見抜く〜作家・高村薫さんの言葉:神戸新聞web「震災10年」特集から

内角高めのギリギリに快速球を決められ、身動きすらとれずに三振した9番バッターみたいな気持ちになった。 「真剣に考え出したらどうしようもないから、考えない」 「考えていたら生きていけないから、目をそらす」 この社会にも、僕の心にも、なんともあか…

奥田民生の歌声にグッとくる〜フジテレビ『僕らの音楽』

LIVE Beautiful Songsアーティスト: オムニバス,鈴木慶一,奥田民生,宮沢和史,大貫妙子,矢野顕子,白井良明,ステファン・ドゥポント出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2000/10/18メディア: CD クリック: 10回この商品を含むブログ (52件) を…

「不幸」の只中から、しあわせをつかみとること

言葉ってやつはホント不思議で面白れぇなぁ〜。新聞だろうが、本だろうが要は印刷された字なのに、そこに書かれた内容によってペラペラに見えたり、はかり知れない奥行きを感じさせたりするから。 近くの図書館で東京新聞をめくっていて、久々に唸(うな)ら…

ハイテクとローテクと「ラムネ氏のこと」

光触媒の取材に行って来た。すごいハイテクを支えたローテクという話なんだ。 酸化チタンに光を当てると、太陽光線に含まれる数パーセントの紫外線に反応して、活性酵素を発生させる。これが人体に悪影響をあたえる有機物や雑菌を分解したり、水となじみやす…

原子力行政の正体〜『世界』11月号の大泉実成さんの記事から見えてくるもの

都内での打ち合わせを終えて、自宅近くの図書館に立ち寄り。月刊誌『世界』をパラパラめくっていて、大泉さんの書いた記事が目にとまった。5年前、茨城県東海村で起きたJCOの臨界事故についてのものだ。大泉さんのお母さんが同村に住まれていて、事故発生後…

奥野安彦さん一家「タイでの3年間に向けて」出発祝いパーティー

写真家の奥野さん一家が、タイのチェンマイにむけて今月17日に離日される。奥さんはジャーナリストの佐保美恵子さん。新生活への出発を祝うパーティーに、夫婦で参加した。気心の知れた人たちが集った、楽しいものだった。 ぼくが25歳で上京したときに、…

勅使河原蒼風『樹獣』〜テレビ東京『美の巨人たち』〜命を活(い)けるという着想の軌跡

art

す、すっげぇ・・・、すごすぎる。何気なく観た番組に、心も身体もわし掴みにされた、振り回された、踏みしだかれた。岡本太郎さんじゃないけど、それこそ爆発する芸術だ。前衛華道「草月流」の創始者・勅使河原蒼風。 戦局が悪化して花を活けられなくなり、…

激論!<「ニート」meets ひきこもり>YMCAアジア青少年センター

最近、マスコミで取り上げられている「ニート(NEET)」という言葉がある。学校に通うわけでもなく、職に就こうとするわけでもなく、技能習得のために訓練をうけているわけでもない、15歳から34歳までの無業の若者たちのこと。9月に厚生労働白書で発表…

『SPA!』編集長とベルギービールの夜

田町「ヌースフィア」で、週刊『SPA!』のA編集長と久しぶりに再会、夕食をとる。ぼくは27歳から33歳まで『SPA!』の取材記者として働いていて、3歳下の彼とは、一緒に取材したり、合コンやったりしていた。 不規則な生活なのにもかかわらず、彼はフルマラソ…

<情報のカロリーオフ>という切り口

グサッと胸を刺されたような・・・、いやいや、ズバッと背中を袈裟(けさ)斬りされたような、そんな気持ちになった。右アンテナの「ほぼ日」で糸井重里さんの最新コラム「情報ダイエット」を読んでいての話。 高度成長期は、高カロリーな食べ物がステイタス…

武器輸出三原則の見直しは、経団連の政治献金解禁とリンクしている

NHK地上波の夜10時のニュースを見ていたら、武器輸出解禁をめぐる動きを伝えるニュースをやっていた。なんでも次世代のミサイル防衛用迎撃ミサイルの日米共同開発、生産を考えれば、武器輸出禁止の三原則を改正しないと、本格化できないという理由らしい。…

秋雨と宇野千代と勇気

原稿書きがひと段落して、夕方に筋トレを一時間やってから、風呂につかってフンニャリする。風呂から上がると、筋トレのせいで、いつものように甘いものが欲しくなり、ヨーグルトにイチゴジャムをたっぷり入れてかきこむ。もう窓の向こうは真っ暗で、なお雨…

麻布十番「登龍」の坦坦麺と市川染五郎

午前中に取材の打ち合わせを終えて、正午前、麻布十番で奥さんと待ち合わせて中華料理の「登龍」へ。彼女が大好きな、この店の四川麺(坦坦麺・右上写真)を召し上がっていただくためだ(^^;)。 六本木ヒルズ側から麻布十番に歩いてきたオレは、この店の…