2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

川田修著『かばんはハンカチの上に置きなさい』(ダイヤモンド社)〜外資系トップセールスマンの極意

発売1週間もしないうちに2000部増刷のお知らせがありました。この不景気に、なんかスゴイ。都内では店頭にない店も多く、全国的にも出足好調とか。 プルデンシャル生命保険のトップセールスマンの、明日から真似できる小さなルールが満載です。でも、よ…

想田和弘監督ドキュメンタリー『精神』〜健常者と精神病患者の境界

「あれは、大国主命(おおくにぬしのみこと)のことでしょ?」 A君から背中ごしにそういわれた瞬間、うわっ、すげぇ〜洞察力!と驚いたことがある。その映画を観て、大国主命と結びつけるなんていう発想がぼくにはなかったからだ。それはじつに鋭敏な読解力…

減速生活者連載(高坂氏最終回)

連載第4回の記事「お金の使い方で世の中を変える可能性」が掲載されました。ご笑覧ください。 次回からは、大豆レボリューションなどのユニ―クな取り組みで、都市生活者と農家などの交流をうながすNPO「トージバ」の代表が登場します。

モンゴル800『神様』〜素手の拳(こぶし)みたいな歌

ありふれた言葉をつなげて、どこにもない歌をつくる。 彼らの01年のヒット曲『あなたに』に感じたことを、今日テレビで聴いた『神様』にも同じように感じた。 「元神とヨリを戻したいの」 たとえば、『神様』にそんな歌詞がある。「元カノ」のように神様を「…

田口ランディ『時の川』〜原爆落ちて山河あり

小説の登場人物が口にした言葉を、その足下にぽとりと落してみせる。 さすが、というほかない。原爆をテーマにしたランディさんの小説『被爆のマリア』にある『時の川』という短編の話。 その場面の登場人物は二人。被爆経験者で、修学旅行にやってくる学生…

減速生活者連載〜日経ビジネスアソシエオンライン

web

オーガニック居酒屋経営、高坂勝さんの第3回目の記事「『生きる知恵』を手作りする」が掲載されました。ご笑覧ください。

ひとつのことをコツコツと続けていれば、時おり、神様からのご褒美とも思えるような出来事に直面することがある。 ヴァイオリンとアコーディオンのデュオ「シエスタ」から、嬉しいメールが届いた。7月、渋谷文化村の「パリ祭2009」で、劇作家の野田秀樹さん…

東京新聞❤(ラブ)対談記事「戦後64年 平和への忘れもの」

15日の続きです。 安田 飯田さんの話をお聞きしながら、日本の兵士たちもチェスの駒のように死んでいったのではないかと思いました。ただ戦争を経験していない私が、彼らの声をどこまで伝えることができるのかと、私自身に対する不満はありました。イラク…

東京新聞❤(ラブ)〜86歳の元BC級戦犯VS22歳のフォトジャーナリスト対談「戦後64年・平和への忘れ物」(8月15日付特集20・21面)

新聞記事を読みながら、こんなに何度も唸(うな)ったのはひさしぶり。たとえば、対談の中盤にこんなやりとりがある。ちなみに飯田さんが元BC級戦犯で、安田さんが上智大4年生のフォトジャーナリスト。 安田 飯田さんの世代はひとつの統一された思想を共…

仕事で自分をつくる人

ひょんなご縁から、高度成長期にご活躍された元銀行家の方のお話を伺っている。これがおもしろい。既成概念を嫌い、オンリーワンな仕事への嗅覚が鋭い一方、融資の際には、自分なりの方法論で考えうるかぎりの慎重を期す。仕事の入口と出口の振れ幅が大きい…

MXテレビ「勝手に観光協会」〜みうら・安斉コンビは必見

TV

ムシムシしてだるい。なんか寝起きも悪く、ついつい布団から離れづらくてダラダラしてしまう。 こんな時期に最適な番組を見つけた。MXテレビ土曜夜10時から10時半までの『勝手に観光協会』。文字通り、みうらじゅんと安斉肇が日本各地を勝手に観光する…

[web」田中陽さんの視点〜おやじ社会の崩壊

日経紙の編集委員、田中陽さんの記事はおもしろい。誰もが知るニュースに、彼の専門領域である消費市場分析の視点から、少し角度を変えて「いま」を切り取ってみせる。 その証明みたいな記事を見つけた。日経産業新聞オンラインの「消費読解」というコラム。…

未来への伝言〜青山ウィメンズプラザ

谷川賢作さんが弾く被爆ピアノの旋律はじつに高らかで、ほがらかだった。 人間国宝の杵屋巳太郎さんの三味線、おおたか静流さんの歌、あるいは、クラーク国際高校の高校生たちとのそれぞれの共演。そして最後の大合奏へ。中身の濃い2時間強のライブだった。…

『ノーモア・ナガサキ』(千代田区一番町プラザ)

ひとつ、温めている書籍企画がある。 ・・・・・・と書くとなんだか少しカッコイイのだけれど、じつは3社ぐらいから、すでに断られていて、途方に暮れていたりする。だから、かなりカッコ悪い。 そこまでダメだしを喰らうと、当然考える。この企画を読者の…

かんたんなようでむずかしいこと

以前、書家である熊谷守一の書で、ハッとさせられたものがある。 「上手は下手の見本なり 下手は上手の見本なり」 あるトップセールスの方とお会いするために、目黒の都ホテルに出かけた。佐野元春さんの取材で訪れて以来、10数年ぶり。正面玄関すぐの1階…

減速生活者〜高坂さん2回目記事

減速生活者の2回目記事がアップされました。かなりのアクセス数で、担当者も驚いていました。さあ、どこまで続くか・・・・・・。