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ビートたけしのTVタックル

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9月8日の拙ブログ「Yahoo!台風」で、東洋経済オンラインで書いた拙記事が、Yahoo!ニュースで紹介されたことに触れました。その記事のキーワード「楽園企業」が、テレビ朝日の「ビートたけしのTVタックル」で今夜紹介されます。チョロっとのオンエアかもし…

NHK「ETV特集 生き残った日本人へ 高村薫 復興を問う」

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不意打ちの言葉だった。 震災から1年たっても電気も水道も止まっている自宅に、取材陣を招き入れた70代の漁師はこう言った。 まずは教育でしょう、と。 この家を元通りにしたからって、人はつくれない。だけど教育なら人がつくれる。人がつくれれば、きっ…

NHK朝ドラ「カーネーション」

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「その服、おまえがそのまま着て行け。そっちのほうが、おもろい」 小林薫演じる父が、長女の尾野真千子に言うシーンで、ひさしぶりに「おもろい」を聴いた。懐かしく思うと同時に、ハッとさせられた。 まだ百貨店の女性店員の衣装が着物にエプロンだった時…

NHK「下流の宴」(火曜ドラマ午後10時放送第1回目放送・全8回)

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漫画チックな黒木瞳が奮闘している。 早稲田出身のエリートサラリーマンと結婚、一男一女に恵まれた順風満帆のはずだった専業主婦生活。それが息子の高校中退から暗転しはじめ、漫画喫茶で働くフリーターの息子が、同じくフリーターの沖縄生まれの女の子と結…

NHK「下流の宴」(火曜ドラマ午後10時放送第1回目放送・全8回)

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漫画チックな黒木瞳が奮闘している。 早稲田出身のエリートサラリーマンと結婚、一男一女に恵まれた順風満帆のはずだった専業主婦生活。それが息子の高校中退から暗転しはじめ、漫画喫茶で働くフリーターの息子が、同じくフリーターの沖縄生まれの女の子と結…

NHKプロフェッショナル仕事の流儀

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「本当の強さって、本当のやさしさってことだと思うんです。だから12R戦った相手を心から称(たた)えられない人間は、本当に強いとはいえない」 けっして正確ではないが、そんなニュアンスのことをボクシングで2階級制覇を果たした長谷川穂積選手が口に…

NHK教育「ミュージック・ポートレイト」〜思い出の歌を通して語る「自画像」

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姜尚中が「80年代、街のいたるところから聴こえてくるユーミンの歌が、当時の僕はとても嫌いでした。ところが先日、用事があって中央高速を車で走っていたら、ユーミンの『中央フリーウエイ』をふいに口ずさんでいる自分がいたんですよ」と、松任谷正隆に…

NHKテレビ「吉永小百合被爆65年の原爆詩朗読コンサート」

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抗いようのない説得力だった。 原爆で夫と、二人のうち一人の子供を失い、なおかつ、自分自身は結核を発病して、もう一人の子供と会えない境遇に陥った。母子で暮らし始めるのは、息子が高校生になるまで待たなければいけなかった。 うら寂しい病室で、母が…

NHK「爆問学問」〜驚異の人体ガスツアー

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こういう話はワクワクするから好きだ。中毒死の原因として報道される一酸化炭素。ところが、人体内で発生する一酸化炭素は、ストレスフルな精子を殺したり、肝臓の血流を良くしたりと、けっこう役に立っている。 末松誠さん(慶応大学)の代謝生物学は、そこ…

NHK教育『小津安二郎は落語だ』(第一回)まるで小さんのように

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黒澤映画は講談で、小津映画は落語。 落語家・立川志らくによる、じつに魅惑的なキャッチコピーだ。実際、そのタイトルに心惹かれた。『小津安二郎は落語だ』の第一回。 とくにドラマティックというわけでもなく、淡々とした日常をつづり、セリフの反復も目…

NHKドラマ『坂の上の雲』〜観る者の感情をゆらがせる技術

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菅野美穂ってこういう役、ハマるよなぁ。そうだよねぇ、うまいよね。 ホントは兄の親友のことが好きなのに、その気持ちは心に秘め、幼馴染みの妹として屈託のないほがらかさで接する。小さな所作や表情の変化で、ちょっとした感情のゆらぎを造形する。そのせ…

NHK総合「立花隆 がん 生と死の謎に挑む」(23日夜)

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がんの正体は半分自分で、半分エイリアン(外敵)。 膀胱がん手術を経験した立花さんが、がんの最前線を取材した末の結論が興味深い。ちょっと、福岡伸一さんの『生物と無生物のあいだ』を想起させる。 人類が多細胞生物へと進化した過程そのものが、がんの…

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の翌日

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いやぁ〜、自分で思っている以上に老けてるし、頭が薄くなってましたよ。そういうと、Fさんは小さな眼をさらに線のように細めてフォッフォッフォッと笑った。全国放送の翌日、それが自らのテレビ映りについての感想だ。なんともわかりやす過ぎる照れかくし。…

MXテレビ「勝手に観光協会」〜みうら・安斉コンビは必見

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ムシムシしてだるい。なんか寝起きも悪く、ついつい布団から離れづらくてダラダラしてしまう。 こんな時期に最適な番組を見つけた。MXテレビ土曜夜10時から10時半までの『勝手に観光協会』。文字通り、みうらじゅんと安斉肇が日本各地を勝手に観光する…

NHK総合「佐野元春のソングライターズ」〜さだまさし

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ある参加者の他界した祖父の思い出から、さださんが、歌のワンフレーズを作ってみせた部分がスリリングだった。「グレープフルーツ色の雲 おじいちゃんの小さな背中」だったっけ。 ギターの旋律の微妙な変化から生まれていく空気感、ひろがっていく情感。さ…

NHKハイビジョン『スロースタート』(後編)再放送

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本日、午後5時55分から6時55分まで、NHKハイビジョンで拙著原作の『スロースタート』(後編)が、再放送されます。水野美紀さん主演ドラマ。前編は先週放送済みで、書き忘れました(^^;)。

NHK教育・ETV50周年「巨匠たちのコトバ」 

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立花隆さんから矢口真理までというゲスト選びが秀逸。糸井重里さんと立花さんのツーショットも新鮮だし、爆笑問題の太田が、立花さんの著書を読破しているのも意外だった。番組中に放送されたコトバを、その怖さ度合いで分けてピンナップしてみる。どれも、…

K-1ミドル級・魔娑斗の折れない心

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心を折る、という表現と初めて接したのは、故・井田真木子さんの名著プロレス少女伝説 (文春文庫)(大宅壮一ノンフィクション大賞)。神取忍とジャッキー佐藤戦での場面だった。 仕事から帰って、そそくさと夕食を済まし、何気なくテレビをつけたら、魔娑斗…

NHK「知るを楽しむ」〜グレン・グールドの孤高と音楽(1) 

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「ピアニストとしては凄かったんだろうけど、幸せだったのかな?」 最終回の放送が終わった後、奥さんが言った。ぼくは言葉につまった。 彼女がいう「幸せ」は、グレン・グールドというカナダ人ピアニストが、結婚もせず、あまり人とも会わずに山深い場所で…

質感(テクスチャー)というバイブレーション

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「ありがとう」はむずかしい。 3時間のスロージョグ終了後、夕食をかきこんで、ちょっと居眠りしようかなとソファに横になってると、NHKの番組が始まった。アンジェラ・アキの「手紙」という曲が、同局の中学生合唱コンクールの課題曲に選ばれたらしい。で…

NHK教育 バッハ「マタイ受難曲」〜これって文学やんか! 

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近頃、AccuRadioのクラシカルで、柄にも無くバッハをよく聴いている。 グレングールドとヨーヨーマ以外、クラシックは苦手だけど、なんか心をシンとさせたいときには、バッハが合う。良く言えば「哀愁のある」、悪く言うと「暗い」旋律がぴったりくる。おれ…

探偵!ナイトスクープ(MXTV)〜「アホやなぁ」と抱きしめる(2) 

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3本目は、48歳男性から小林麻美の「アパートの鍵」というレコードを探してほしい、という依頼。探偵が彼の社宅を尋ねて話を聞いていくと、数年前に地元の長野で会社が倒産。経営者だった依頼者は、妻や家族から三行半を叩きつけられ、夜逃げ同然で各地を…

探偵!ナイトスクープ(MXTV)〜「アホやなぁ、と抱きしめるテレビ」(1)

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大阪人にとって、「アホ」と「バカ」は雲泥の差がある。 「バカ」は全否定だが、「アホ」はある意味、肯定として使われる。関西圏以外の人には、少しわかりにくいかもしれない。 大阪人は「バカ」には怒るが、「アホ」といわれると、ついニヤニヤしながら頭…

NHK総合ETV特集「金子光晴・家族の戦中詩」〜「むこうむきになっているおっとせい」 

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今の仕事をするようになって、他界されるまでに一度会っておきたかった人が数人いる。詩人・金子光晴さんもその一人。うちの本棚にも、光晴全集のうちの3冊と、詩集や評論など7冊がある。 昨夜、NHKでその光晴一家の特集番組をやっていた。戦中、一人息…

フジテレビ昼の連続ドラマ『安宅家の人々』スタート〜脚本家・浅野有生子さん初挑戦の愛憎劇 

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拙著原案のNHK土曜ドラマ『スロースタート』の脚本を書いてくれた浅野有生子(ゆいこ)さん。彼女が新たに脚本を担当した、昼の連続ドラマ『安宅家の人々』が、今日から始まった。主演はエンクミこと、遠藤久美子。フジテレビの午後1時半から2時までの30…

TBS情熱大陸『古谷千佳子』(海人写真家)〜「物狂(ものぐる)ほしい」の輝き 

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古谷さんの撮った、沖縄のオジイ海人(うみんちゅう)たちのモノクロ写真がカッコイイ。彼女のHPのギャラリーページをぜひ見てほしい。 オジイたちは、働くことと生きることをきれいに重ねている人の、風格と威厳に満ちている。それは顔の美醜や、年収の多寡…

HERO'Sで所英男、敗れる

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くねくねとまとわりつくブラックマンバに、所は為す術も無くレフリーストップ。残念。アイツ、ほんまに毒蛇やな。あんなに足が外れないんなら、インドで一生座禅でも組んどけ!アホ。チビクロサンボみたいな円い目に円い口しやがって。ブラックマンバの福笑…

NHK総合『一期一会 キミにききたい』〜対話なき時代の「対話」番組 

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偶然にチャンネルを合わせてから、気がついたら、『一期一会』を毎週観るようになっていた。たとえば、映画監督志望と会社員、あるいは人生に踏み出しかねているニ―トと牧場勤務。まるで生活環境の違う者同士が出会い、相互の職場を訪れて対話を重ねながら、…

レンタルお姉さん続報!フジテレビ「くるくるドカン」に「ネット検索第3位」で登場

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土曜日深夜の情報バラエティー番組「くるくるドカン」に、レンタルお姉さんが取り上げられました。アメリカやイタリア人女性のレンタルお姉さんらとともに、拙著写真も放送されました。出演者のプロレスラー佐々木健介氏が一言、「うちの鬼嫁が行けば、(家…