靖国神社で初のお花見〜借金も悲劇も移ろいやすきものなり

rosa412005-04-07

 初めて靖国神社に行った、お花見に。「借りた金は返すな」の著者、八木宏之さんの会社のお花見にお招きされた。ちょうど桜も満開だった。
 八木さんの会社の皆さんは、歴戦のツワモノ揃いだ。もう数億円レベルの債務を背負っている方が数多くいらして、マンションのローンに汲々としている自分が、実に甘ちゃんに思えてくる。しかも、数億円の債務を背負いつつ、その経験とノウハウをもとに、同じような債務に苦しむ個人や法人の相談にのっている。いやぁ〜、まさに「蛇の道はヘビ」だ。
 借金をめぐる悲劇や悲惨な人生もまた、かなり相対的なものなんだなぁ。
 そして、そんなツワモノな方々が実に楽しそうにお花見している一方で、数百万、数千万の債務を苦に家族が離散したり、自殺する人たちがいる。
「散る桜 残る桜も 散る桜」
 そんな良寛の一句を、桜花舞う下で思い出した。
 お金をめぐる悲喜劇の向こう側には、公的資金が投入されても、ヤミ金まがいの悪辣行為をくり返す金融機関がいる。話を聞けばきくほど、金融機関はひでぇ〜よ、まったく。「バブル」にも「公的資金投入」にも何の反省もない。人間が歪まないと続けられない職業だなぁ。そんな金融機関でも職務上の苦悩から死をえらぶ人も多いらしい。
 また、話はかわるが、靖国神社のおみやげ屋さんには菊の紋章バッジ類(実にバージョンが豊富)や昭和天皇の額入り肖像画、「根性」文字入り日の丸ハチマキとかが売られていた。いった、だ、だっ、誰が買うんだろう?