『レンタルお姉さん』続報〜山手線沿線書店でも、かなりサバイバル中

 午後の取材を終えて、ふたたびポップ配りへ。上野・浜松町・恵比寿・渋谷・池袋・新宿などの大型書店9店舗中、平積み6店舗(表紙正面積みをふくむ)。今なお新刊・話題本扱いなのは、渋谷と池袋に多い。
 ただ一本もポップがない書店では、いくら平積みされていても”営業”はしにくい。一方、紀伊国屋書店南口サザンシアター店は、発売当初から3階入口の新刊コーナー2ヶ所に置き続けてくれている。さらに5階の人文フロアにも。今回初めて、同3階で拙著2刷めを発見!ここは回転率がいいことがわかる。
レンタルお姉さんっていうタイトルがいいですね」
「(地味な本なのであまり動かないと思いますが・・・というと)いえ、最初はけっこうまとまって出てましたよ」
 たずねる書店員さんとの、そんなちょっとした会話にも励まされる。
 エスカレーターを歩いて上り、階段は一段飛ばしで駆け上がるから、書店回りはかなりいいトレーニングになる。というとカッコイイが、実際は今日も取材後のために背広&革靴姿なので、けっこうキツイ。
 でも書店員さんに丁寧に対応していただけると、多少なりともつながることができた感覚があり、エネルギーが湧き出てくる。帰宅後も明日以降のために、夫婦でポップ作り。お百姓さんにはとてもかなわないけれど、できる範囲で労を惜しまず、せっせせっせと動きたい。発売一カ月が過ぎてなお、それができる幸運を忘れずに。
●月刊『潮』の「今月の新刊」コーナーで紹介されました。ありがとうございます。