谷口智彦さんのアメリカ批評はキレまくり

 切れ味のいい文章の見本みたいだ。7日付け日経ビジネスエクスプレスで掲載された、谷口智彦さんの「半旗全体主義国」とブッシュ氏の運動神経が、抜群におもしろい。
 インド洋の大津波災害で、ブッシュがその言動をいかに変化させ、さらにはそれを先の選挙後の「分断されたアメリカ」を統合するためにいかに巧みに利用したか。それをマクロとミクロな視点をテンポよく切り替えながら、一気に読ませてくれる。そりゃもう、「へぇ〜」「えっ」「ふーん」なんだから。興味がある人はぜひ読んでみて。
 さらに、この文章が気に入った人は、nikkeibp.jpでの谷口さんの連載「円・元・ドル・ユーロの同時代史」もおすすめです。