０６’サタカフェ第２回、今月１１日（土）開催予定〜田町「ヌースフィア」

『普段の暮らしから「地球」を感じ考えてみる
　　　　　　　――誰かとつながるヒント、誰かをつなげるヒント』第2回

「あなたのたからものってなんですか」――そう言葉をなげながら、24色のペンと画用紙を片手に、世界22の国と地域の子ども119人と出逢い描いてもらった宝物をまとめた一冊。伊勢華子さんの最初の本、『「たからもの」って何ですか』（2002年刊行　パロル舎）。
　エリトリアというアフリカの国のページ冒頭に、彼女のこんな文章がある。
「生まれてはじめて、国に“色”を感じた。エチオピアとの停戦から3日目、私のまえに広がったのはなぜかベ―ジュ色だった。空はあわい色だし、わずかに生える草も黄緑なのに。ぼっとしていると、よこにすわる女の子が「これが私の好きなもの」と、完成した宝物の絵を誇らしげに胸にあてる。「それは何の絵？」とききそうになり、だまる。彼女にとって好きなもの自体が好きなもので、それ以上でも以下でもない。何かに置きかえることに無理があった。難民キャンプでは、ペンをだしたとたんにパニックがおきた。机がないので、しゃがんで自分の太ももやおたがいの背中をつかい、繊細に花を描いた。どこにも、花は咲いていないけれど。」
　その女の子との会話で「だまる」ことができた伊勢さんがとてもいい。子どもも大人も、近頃はそこでなかなか「だまれない」。そこで「だまる」ことができる伊勢さんを、「ヌ―ス」にお招きします。ボスニア難民キャンプ、サハラ砂漠でのオアシスづくり、ガーナでの学校づくりなどなど。小柄で穏やかな風貌には似合わず、世界各地で人とつながり、友達になっている彼女に、他人とのつながり方をテ―マにお話をうかがいます。
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　日時）１１月１１日（土）午後6時開場　　6時半開始〜9時半終了予定
　　　　　　　（ゲストのト―クとサイン会、ディナ―およびゲストを囲んでの交流会）
　ゲスト）伊勢華子さん：文筆家　（http://www.isehanaco.jp/）
〝人ハ美シ〟をテーマとしたプロジェクト『WORLDING』を中心に文筆業を勤しむ。 著書に、世界各地の子どもが自分の宝物や心の世界地図を描いた絵本『「たからもの」って何ですか』『ひとつのせかいちず』。詩集『みみをすませば』。この他『Kinki Kids』への作詞提供。NHK『視点・論点』出演等。最近は、日本の小さな島を西へ東へ
　料金）４５００円（ト―ク＆ディナ―withワンドリンク）/　学割３０００円
　お問い合わせ）「ヌ―スフィア」（http://www.noosphere.co.jp TEL０３−５７３０−０８８１）
追記）雑誌『ＭＹ ＬＯＨＡＳ』ＨＰに紹介記事が掲載されています。