「はてな」代表、近藤淳也さんの魅力〜「世の中」への情熱の強度 

はてな」というブログを選んだのは、代表である近藤さんへの興味と期待感からだ。
この人の「世の中にとっていいことを」という価値観は、ビジネスの匂いがとても薄い。もちろん、ビジネスである以上、そこは不可欠なんだけれど、彼の優先順位は圧倒的に「世の中」に向けられている気がしている。
「CNET」にアップされた近藤さんのインタヴューを、もし良かったら読んでみてください。
 たとえば、最近できた「はてなスター」というサ―ビスがある。この日々の日誌のタイトル近くにある星印で、全部記事を読んだことを「はてな」ユーザーに限って残せる仕掛け。

 最後まで読むってすごいことじゃないですか、人の書いた文章を。これだけ情報が溢れていて、文章なんていくらでもある中で、たまたまその人の日記を上から下まで全部読んだっていう事実だけでも本当にその人に届けるべき出来事だと思ったんです。それが今は可視化されてなくて、そういうことをちゃんと目に見えるようにしたいと思って、はてなスターを作ったんです。

 本もwebも、情報を発信する側の情熱の強度を、ありのまま伝えるメディアという点では同じだ。