藤代裕展「週末の愉しみ」(4月18日〜30日 画廊「椿」) 

 
 うちには、藤代さんの作品が2つある。いづれも廃材を使ったもの。
 ひとつはテレビの横、もうひとつはトイレ。トイレの棚に置いてある作品は、しんとした佇まいながら、痛みと純粋さが閉じ込められている。うちの奥さんは最初にそれを見た瞬間、「ちょっと恐いね」と言った。するどい。


 藤代さんから、個展のお知らせが届いた。上記の作品を購入した千葉市中央区画廊「椿」。都内からだと約1時間はかかると思いますが、頭を空っぽにするには格好の世界がひろがっているはずです。


 ひさびさに藤代さんのHPをみると、従来のオブジェ作品は色柄がポップさを増し、イラストやポラロイドには、痛みと純粋さがたちこめている。ノッてるなぁ。
 日々の仕事に追いまくられず、作品づくりにも時間を費やそう! そう背中を叩かれた気分。