サッカ―は生き物

rosa412008-06-26



 サッカ―は生き物やなぁ。そう痛感させてくれる試合だった。スペインを除く、グループリーグの1位チ―ムが、決勝トーナメントでは軒並み敗れ去ったこともそうだ。だが、あのオランダを怒涛のカウンタ―サッカ―で圧倒したロシアが、今朝はまるで別のチ―ムみたいに見えた。


 10番のアルシャフィンが「バルサに行きたい」なんて言いはじめるような空気。ベスト4進出という名誉と安堵感。決勝戦を意識することで、どこか失せていく獰猛さ。とりわけ前半など、今までのロシアが見せた厳しいプレッシングは影も形もなかった。だいたい、今日の試合で、アルシャフィンなんてまるで目立たなかった。もちろん、それを消し去ったスペインの上手さもあるんだろうけれど。


 ドイツを潰すには、オランダ戦のロシアの方が頼れるかと思っていたが、こうなったら、スペインのパスサッカ―でズタズタに切り裂いてもらおう。だいたい、アイツらのセンターバックはどデカイだけで、ど緩慢だから。