国立競技場ラストラン〜新宿シティハーフマラソン

 神宮外苑の周回コースから国立競技場に入ると、観客席が目に入り、心なしか歓声も耳にしながら、薄いレンガ色のトラックをゴールに向かって全力で駆ける。この、ちょっぴりアスリート気分が味わえるのが最大の魅力。他のマラソン大会ではなかなか味わえない。しかも3年ぶりの出場で、オリンピックに向けた改修前の最後の大会でもある。

 
 26日に開催された第12回の同大会は、心配された雨も夜中に降り止み、最高気温14度で、晴れ間が覗く好天に恵まれた。400mトラックの半分以上が5000人を超える参加者で埋まった。スタート前、一番インコースに並んでいたら、元女子マラソン日本代表の谷川真理さんとハイタッチもできた。


 競技場からJR信濃町駅、四谷駅、新宿南口周辺を周回するコースは、神宮外苑内をふくめて細かいアップダウンがあり、後半けっこう足にくる。それでも新宿駅南口の甲州街道のトンネル部分がコースに組み込まれるなど、都内大運動会めいていてやっぱり面白い。


 風邪気味で、記録は1時間49分53秒と冴えないものだったが、前半は抑えて、後半ペースアップという走り方は割とできた。記録証を見返すと、3年前は1時間56分もかかっていたから個人的には大会記録更新と。