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昨夜のテレビニュースで、逢坂さんが亡くなられたことを知った。まだ６８歳という若さだし、NHKの連続ドラマ「ごちそうさん」やTBSの「半沢直樹」にも出演していらしたそうで、残念というしかない。大阪で育った子供時代から、漫才トリオ「レッツゴー三匹」の、黄金のボケ役「じゅんさん」が好きだった。新聞記事にもあるが、お決まりの「じゅんでーす」「長作でーす」、「三波春夫でございます、バチーン！（両側の二人から頬を叩かれる音）」だ。
逢坂さんとは意外なご縁もある。拙著が原案となったNHK土曜ドラマ『スロースタート』（07年１月放送）後編で、退職ニートとなった萩原聖人さんの父親役で出演していただいたこと。スーパーでコロッケを売りつづけて定年退職を迎える役柄で、しっかりとした生活感をただよわせていらした。
恥ずかしながら、「じゅんさん」が俳優として活躍していらっしゃることを、あのドラマで拝見するまで知らなかった驚きと、子供の頃から好きだったこともあいまって、ぼくはすっかり胸が熱くなってしまった。光栄だった。NHK大阪放送局のドラマ撮影にご招待したもらったときは、まだ前編の撮影中でお会いすることもかなわなかった。つつしんで、つつしんでご冥福をお祈りしたい。ありがとうございました。
