銀座3丁目カレー屋「えすと」

rosa412004-03-16

 友人の井上君が11月に開店していたカレー屋さん「えすと」に、取材の打ち合わせも兼ね、料理好きな編集者Y氏と出かけた。
 井上君は30代前半で、横浜市青葉区にあるカフェ「セカンドカップ」のオーナーでもある。ここが二店目だ。ウッチャンナンチャンウッチャン似の顔が目印。
 東銀座駅を出て、電通の旧本社ビルを右に見ながら、銀座四丁目から三丁目へと進むと、すぐに発見。白とカレー色の清潔感のある外観、カウンター6,7席のこぢんまりした店内。僕はポテトキャベツ(100円)をトッピングしたインディアンカレー(700円、合計800円)、Y氏は同じトッピングで、えすとカレー(600円)を注文。インディアンの方はスパイシーながら旨味もある。Y氏にちょっともらったえすとカレーは、トマト風味で濃くのあるマイルドな味だった。
 井上君の話だと、インディアンカレーはスパイスが飛んでしまうため、その日の朝仕込むらしい。そのために毎朝6時出勤。えすとカレーは反対に2日間寝かして濃くを出すらしい。
 少々辛いと思えば、お団子型のマッシュポテトに似たポテトキャベツを崩せばマイルドになる。骨付き鶏肉も、スプーンで簡単に肉をほぐせるほど煮込んである。ご飯は少々多め。女性なら、ご飯少なめの100円引きでじゅうぶんだろう。お水もさりげなくレモンスライス入り。あの立地で、この味、この量ならかなりリーズナブルだと思う。その価格の理由を聞くと、「自分が外で食べることを考えたら、このぐらいの値段じゃないと嫌なんです」。そこがまた彼らしい。
 食通Y氏によると、メニュー設定などに「隙がない」というのが第一印象。どうやら、少し銀座大通り寄りの場所に、有名なインディアンカレー店があるらしく、そこは1400円だから、あの味のクォリティーで、半分の値段なら、じゅうぶん戦えるのではという感想だった。でも営業は平日のみ、午後8時までの営業だから、会社員には縁遠い店かも。サイドメニューで、プリンなどデザートも買える。横一プリンは上が濃厚、中はクリーミーで200円。銀座の松屋百貨店から徒歩5、6分か。
カレー屋「えすと」銀座3−14−2
電話)03−5565−2933
営業)平日の午前11時から20時まで(土日休)