NHK-FM千葉放送局で、初ラジオ出演!

rosa412004-06-15

 本日午後6時20分から同50分まで、NHK-FM千葉放送局の「まるごと千葉60分」に生出演した。拙著『「引きこもり」から「社会」へ』(学陽書房 ASIN:4313860150)の著者として、その本の舞台である、引きこもりの若者を支援する千葉のNPO団体「ニュースタート事務局」の女性スタッフ2人とともに。
 5時にFM千葉に到着。まず部屋に通されると、冷たいお茶とともに、交通費の入った封筒と、氏名などを書く紙を渡された。おお、NHKからお金をとられることはあっても、お金をもらう経験は貴重だ。ありがたく、自宅の最寄り駅からモノレール千葉県庁前駅間の電車賃をいただく。さらに記念品(帰宅後あけると、三菱鉛筆社の二色ボールペン1本&NHKロゴ入り革のペンケース)もいただく。
 その後、キャスターお二人と簡単な打ち合わせ。しかし二人とも、拙著がらみの新聞記事は持っていたが、拙著は読んでいなかった様子。おいおい、ゲストに呼んでおいて、その本を事前に読まないのって、プロとしてどうよ、と心の中で思いながら、公共放送で書名を宣伝してもらえるしなぁと、グッとこらえた。


しかし、ずいぶん大人になったねぇ〜、俺
うん、だって酸いも甘いも噛みしめてきたオジサンだしねぇ
まだ本も初版半分も余ってるしぃ〜(^^;)
<でも、さすがNHK、番組中に著者名と書名は2度いってくれたが、出版社名はいってくれませんでした>


 6時15分に音楽が流されてる間に入室。広さ4畳半の放送ブースに入るなり、撮影したのが上の写真。フラッシュをたかずに瞬時に撮影したので、別に怒られなかった。中央の2本のマイクはぼく専用。なぜかブース内右奥には、シャープの小型液晶テレビ2台が地上波の1、3チャンネルを放映していた。???なにゆえにFMラジオのブースに、2台のテレビが必要なの?災害時やスポーツ中継などの状況を細かく説明するためか?
 そんな疑問をとくヒマもなく、オンエアとなり、女性二人は、ニュースタート事務局の活動内容を紹介し、ぼくは本を書くキッカケやら、印象的なエピソードを聞かれた。
 ここでリスナーの心をグッとつかまえて、1冊でも多く拙著を注文してもらおうと、ぼくはNHK的ヒューマニズム路線に突入。取材中に、携帯電話関連のベンチャー企業に、昨年11月から無給の修行見習いで入った男の子K君の話を披露。彼が年末に「ぼくが今ここにいられることに力を貸してくれた人たちに恩返ししたい気持ちでいっぱいです」というメールをくれたこと。それから6ヶ月をすぎ、今月上旬に初給料が出たので、明後日、うちの夫婦とその会社の社長ら4名が、彼にご馳走になる予定だという話を披露した。「へぇー、いいお話ですねぇ」とほほえむキャスター両氏。よっしゃよっしゃ、これで今日の目的は達したと、胸をなでおろしたのでした。
 番組中、こんな失敗談もある。女性スタッフのHさんがキャスターに質問されて、思わず「ええ、さっきもお話したとおり・・・」と、事前に打ち合わせがあったことをバラしてしまった。言った瞬間、彼女本人も気づいて、「あっ!」と声をあげそうな表情に変わったが、生放送ゆえ、キャスターは慣れたもので何食わぬ顔で聞きすごした。うーん、確かに文字で残るわけでもないし、何気なく聞き流せば、リスナーだって聞き流してるかもしれないし・・・。生放送って意外と「沈黙は金」なんだねぇ〜。
 まっ、これで今週土曜日、千葉市民会館で予定されている拙著関連のシンポジウム(本に登場する元ひきこもりの若者たちも出演予定)に立ち見ができることを願って、おしまい。
ニュースタート事務局web http://www.new-start-jp.org/
NHK-FM千葉放送局番組表 http://www.nhk.or.jp/chiba/index2.html