中華街「清風楼」どんぶり一杯!焼き飯の食べ飽きない旨(うま)み

 今回の横浜3日間で、もっとも印象深かったのが、中華街「清風楼」の700円の焼き飯(右上写真)。以前、知人が絶賛していた焼き飯目当てで、中華街での最後のお昼に、暖簾をくぐった。観光客と地元の会社員らが入れ替わり立ち替わり、続々とやってくる。
 二人で焼き飯とと焼きそば、シュウマイを注文。まず、どんぶり一杯に盛られて出てきた焼き飯のビジュアルに驚く。レンゲですくって口に運ぶと、米粒ひとつひとつにきちんと油が回っている。昨日の菜香新館の五目焼き飯も美味しいけれど、それよりお米がべとべとしておらず、米一粒一粒まできちんと油が回っている。その油が旨い。しかも、どんぶり一杯の量なのに、これが不思議と食べ飽きない。
 焼きそばもお皿から溢れそうな量の多さに、うちの奥さんも驚いていたが、もやしのあんかけとの味が純朴で、これも食べ飽きない。シューマイは崎陽軒のそれと普通のとの中間ぐらいの大きさが4つで400円。少々高いなぁと思う人もいるかもしれないが、肉の甘い旨みが凝縮している。最高70個までお持ち帰りできるらしいから、人気商品にちがいない。確かに、ビールのあてには最高だろうと思う。ネットで検索すると、作家の故・池波正太郎氏がこのシューマイ好きだったと知る。だが僕の中では焼き飯1番、シューマイ2番。

●清風楼
http://www.chinatown.or.jp/shop/50sa.html