雑居福祉村 全国決起集会(市ヶ谷ルーテルセンター)

 100席は満員で、立ち見が出るほどの盛況だった。NPO法人「ニュースタート事務局」主催の「雑居福祉村 全国決起集会」に参加。
 雑居福祉村とは、大雑把にいうと、引きこもりやニートの若者、高齢者や子供、子育て長屋、障害者家族や外国人などが、ごった煮のように暮らすコミュニティのこと。
 これは隣人との交流もなく、孤立した核家族がただ集まっているだけの地域コミュニティへの反省から着想された構想だ。ゆるやかな大家族のようなイメージか。すでにニュースタートでは、千葉県市川市で、デイサービス事業や飲食店、複数の家族が子育てを共有する「子育て長屋」や若者寮を集めて、約100人規模のゆるやか大家族をすでに実践している。
 昨年、千葉県東金(とうがね)市がその着想に理解をしめし、土地の提供を市議会で決定している。あとはNPOが農地を取得できるように、規制緩和特区申請をして、その認可をうけなくてはいけない。
 今日のにぎわいを見ると、入村希望の高齢者もけっこういるみたいだ。おれも50歳過ぎたら、ニュースタートから家庭菜園のスペースでも少し分けてもらって、低所得でも暮らしていけるトレーニングを始めようっと。一週間の半分は東京、半分は千葉で農作業の手伝いとか。うちの奥さんには、高齢者向けフラメンコ教室とかやらして。なんか妙に現実味を増してきたぞ。