杉原輝雄選手、日本プロゴルフツアーで68歳10ヶ月の世界最年長予選通過という快挙

「最近、土日にゴルフしたことないからねぇ。やり方忘れたかもしれん」
 テレビのスポーツニュースを観ていて、杉原さんらしい喜びの表わし方に苦笑せざるをえなかった。ちょうど今月末に二冊目の本ができたら、杉原さんにもお渡ししようと思っていた矢先の予選通過のニュースに驚かされた。あのオッサン、やるなぁ。
 孫ほどの世代の選手に混じっての約5年ぶりの予選通過。しかも前立腺ガンを抱えながら、片方で女性ホルモン投与の治療、もう片方では加圧トレーニングという筋力トレーニングの矛盾する日々を約10年間闘ってきた人だ。常識で言うと、アホで損な生き方を貫いてきたことへの神様からのご褒美(ほうび)だな、たぶん。ぼくが加圧トレを始めたキッカケも杉原さんとの出会いから。
 昨日のニュースを観て、杉原さんがその加圧トレーニングに通っている東京府中市の佐藤ジムに電話をして、練習パ―トナ―で、加圧トレーニングの考案者である佐藤さんにお祝いを伝えた。佐藤さんによると、「もう名前忘れたけど、あの変な顔したヤツ、最近顔見せへんけど、死んだんかなぁ」と陰口を叩かれていたようだ(^^;)。どうりで最近やたらとクシャミが出るなぁと思ってたら・・・。
自分が好きなものにこだわって、周りからどう見れようと言われようと、ただそれにしがみついて、歯を食いしばってこられた生き方に、心から敬意を表したい。