ワークショップ(2)〜脳の、普段使わない部分を鍛える 

 カラーバスというトレーニングもしました。「バス」とはお風呂のバスで、ここでは色を浴びるということ。自分でひとつの色を決めて、街中でその色だけを追っかけて見る。すると、その色が社会の中でどんな意味合いを委ねられているのかが、ほんの少し見えてくるというわけです。
 ぼくは青をキーカラーに、昼飯食いがてら、街中に出ました。横断歩道、道路標識の青、番地プレートもそう。
だが個人的に面白かったのは、コンビニでの青色探しだ。
 たとえば、生理用品とか風邪マスクにはやたらと青色が使われている。ここでの青は殺菌とか安全という意味が隠されているのかしらん。あとはミネラルウォーターも、圧倒的に青色系統。これは青い水や青空というイメージあるのでしょうか。そういえば、企業のロゴマークも青色が多い。
 自分のキーカラーを決めて街中を歩き、その色に込められた意図をあれこれ想像してみる。そんな着想自体が新鮮でした。