「ブルドッグソース完勝のウソ」〜日経ビジネスオンライン記事から 

 少なくとも、「東京新聞」のブルドッグソースの買収防衛策をめぐる、スティールパートナーズとの法廷闘争は、ブルドッグ側の完勝、という見出しだったと記憶する。東京高裁が同社の防衛策を容認したからだ。
 しかし、日経ビジネスオンライン上のタイトル記事を読むと、その報道の信憑性(しんぴょうせい)はガクンと下がらざるをえない。ワイドショーの「井戸端しゃべり」は論外としても、新聞報道の現場にも、取材力の低下が生まれつつあるということか。それとも、メディアが濫造するイメージや空気だけに安易に乗っかり、自分で考えようとしない世論にならった結果か。