青梅へ向けて

走りだして2分もすれば、その日の身体が軽いか重いかがわかる。今日の夕方、風は冷たくて強かったが、身体はすこぶる軽かった。先の日曜日とはまるで他人の身体みたいだ。たぶん、前回90分走ったのが身体に効いているんだな。長い距離を走ると、その次には下半身が妙に安定していて、なおかつ軽く感じることがある。あれだった。


 調子に乗っていたずらにペースは上げない。口で息を大きく二回吐き、鼻から1回吸うパターンを保ちながら、上体をできるだけリラックスさせる。両肘を背骨側へ引く動作を意識すると、前太股ではなく、お尻の上半分で走っている感覚が自然と高まってくる。全身が爽快感につつまれる。


 このフォームが安定すると、片腕をだらんと下げても、上体はほとんどブレない。そして上体はさらに脱力できる。来年2月の青梅マラソン前半15キロは、こんな感じで押してみたい。