2011-01-01から1年間の記事一覧
丹羽順子さんが企画した、「おいで」プロジェクトにささやかな寄付をした。福島の2家族(まだ増えるかもしれないが)を夏休みの間だけ、高知の一軒家に住んでもらい、思う存分遊んでもらうという趣旨。外遊びができず、家の中でもんもんとしている子供たち…
毎日暑いが、夜になると適度に風が部屋に通ることも多いので過ごしやすい。コパアメリカも、なでしこの躍進も楽しいが、朝に夕にと、せっせとゴーヤにお米の研ぎ汁などをあげるのが、マイブームになっている。 一晩で10センチほども伸びるのがかわいい。 …
きわめて本質的であることは攻撃的でもある。 そのことを、福田さんの本を読んで教えられた。黄色の背景に、戦車の黒い大砲から出たはずの黒い弾丸が逆さまに戻っていく瞬間を描いたポスターを、どこかで見た人も多いはずだ。表題が「VICTORY」という…
6月3日に植えた高さ10センチほどのゴーヤ(上写真)。約一カ月後の7月8日に黄色い花がはじめて咲いた(下写真)。4本の苗のうち、2番目に育ちがいい苗で150センチ強ほどの背丈になっている。途中、2回ほど親茎を切り、子茎を伸ばすようにしている…
朗読家・飯島晶子さんの『未来への伝言』コンサートの告知です。 7月29日(金)午後1時半と、午後6時半の2回公演(池袋・自由学園明日館)、7月30日(土)午後5時から(練馬・円光院)。 出演は、歌手のおおたか静流さん、ピアニストの谷川賢作さ…
徒歩7分の場所にあるスーパーで簡単に買えるお米を、みずから無農薬で作ってみる。それは「商品」のひとつとして並ぶお米が本来経てきている時間と労力を、あらたにたどり直すこと。「美味しくて大好きな」お米を、「収穫までが大変だけど美味しくて大好き…
漫画チックな黒木瞳が奮闘している。 早稲田出身のエリートサラリーマンと結婚、一男一女に恵まれた順風満帆のはずだった専業主婦生活。それが息子の高校中退から暗転しはじめ、漫画喫茶で働くフリーターの息子が、同じくフリーターの沖縄生まれの女の子と結…
なかなか時代を感じさせる番組タイトルです。 NHKのKさんから、新ドラマのお知らせ葉書が届きました。 彼女が演出を担当する、黒木瞳さん主演の全8回の連続ドラマです。国立大学卒業で医者の娘が主人公。夫も高学歴の彼女が「下流」に!番組HPはこち…
まず、タイトルがいい。 そして40代後半になってこそ、沁みる言葉というものがある。その生涯で470社もの会社を設立させた人物ゆえの余裕とも読めなくもないが、「論語」を自らの指針とした彼の人生観とも読める。旧くて新しいからこその古典。本書の中…
紅がなき 紅がうるおう ゼラニウム
田んぼに水が貯まらない。 それがこの三週間ほど、みのれーずメンバーの悩みの種だった。他のメンバーが入れ替わり立ち替わり、対策を講じてくれたおかげで、状況はかなり改善していたのだけれど、まだ100%とはいかなかった。モグラが掘った穴まで見つか…
倉俣史朗着想のかたち―4人のクリエイターが語る。作者: 平野啓一郎,小池一子,深澤直人,鈴木紀慶,伊東豊雄出版社/メーカー: 六耀社発売日: 2011/03メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る 4人による空間、あるいはインテリア・デ…
ガンに冒された人の多くは、そんなガンになる臓器なんていらなかったとこぼすんですよと、徳永さんはいう。だが、その臓器によって、その人が生かされてきたこともまた事実なんですよね、と彼はつづける。 また、死期が近づいた患者さんから教えられることが…
五月の連休から梅雨までの間が、走るにはもっともいい時期かもしれない。多少初夏めいた暑さでも、風が涼やかだから、汗まみれになることはない。何より新緑の美しさを満喫しながら、マイペースで走る心地良さがいい。 連休前から、4日に一度のペースで一時…
復興の狼煙プロジェクトです。
漫画チックな黒木瞳が奮闘している。 早稲田出身のエリートサラリーマンと結婚、一男一女に恵まれた順風満帆のはずだった専業主婦生活。それが息子の高校中退から暗転しはじめ、漫画喫茶で働くフリーターの息子が、同じくフリーターの沖縄生まれの女の子と結…
今夜の佐野さんのサウンドストリート、その最後にかかったこの曲を聴きながら、あらためて、そのスケールの大きさを思い知らされた。それは東日本大震災への鎮魂歌のようにも、あるいは、さらなる原発事故への黙示録としても心に響きわたった。やっぱ、スゲ…
「監督の勇気に、わたしも加わりたいと思いました」 湊かなえ原作の大ヒット小説を、ひたすら陰惨に映画化した作品に主演した、この松たか子の言葉にシビれた。その一言が、この映画の志を語りつくしてもいる。 自分の愛娘を、みずからが担任する中学校の生…
友だちの石下理栄さんが出品しています。 「花」をテーマにした写真展です。同ギャラリーは、丸ノ内線「四谷3丁目」駅から新宿通りを新宿方向へ徒歩約4分。小さい会場ですが、バリエーションは豊富。新宿通りと外苑西通りとが交差するところの右側にある、…
ライラックの花が、うちのベランダで咲き誇っている。 かつては1メートルにも満たなかったのだけれど、もっと日差しを浴びようとその枝を少しずつ伸ばしていき、今では全長1・3メートルほどある。そのうえ、枝々の高低差も50センチほどあるために、小さ…
文化は発達しすぎると柔弱に流れる。人は自然から離れると病的になる。 1970年、大阪での万博博覧会に沸く日本人に背を向け、独り近江の山々に分入り、日本古来の自然信仰の痕跡を訪ね歩いていた白洲さんの言葉だ。背後を走り抜ける新幹線を尻目に、「新…
ルポ物は今売れないんですよ。もっと実用書風にしては、どうですか――書籍企画をもって営業していると、こう言われることが多い。だから、「倉俣史郎とエットレ・ソットサス」展の入口で、つぎのような倉俣さんの言葉に出くわしたときは、グッときた。 機能を…
前日の嵐めいた雨風がウソみたいな、絶好の田んぼ日和となった。周りではウグイスとカエルが唱和し、空気もさわやかで、空と雲のコントラストもくっきり。ぷりっぷりっした青ガエルが、何匹も田んぼを飛び跳ねて元気いっぱい。 何より、自分たちの田んぼに向…
取材と打ち合わせを終えて、最寄り駅から家路をいそぐ足をおもわず止めてしまった。遊歩道の彼方にひろがる夕焼けを借景にして、大きな桜の樹が、花びらをはらはらと散らしていた。桜の奥には濃厚なピンク色の小ぶりな桃、優美な紫色のコブシの木が控えてい…
前略 こんにちは。今回は写真集『屠場』をお送りいただき、ありがとうございました。ご出版、おめでとうございます。 表紙写真に凝縮されているエネルギーには言葉を奪われました。モノクロームの微細なグラデーションがたたえる静けさに、本橋さんのダンデ…
被災地支援の募集企画です。 作曲家の谷川賢作さん(詩人・谷川俊太郎さんの息子さん)が、自身の最新ミュージカルからの一曲「祈り」(作詞 佐々木香・谷川賢作 作曲 谷川賢作)を録音して、被災地復興支援CDを制作することになりました。 参加基準は特にな…
実家でA6版大のノートブックを見つけた。ぺらぺらと無造作にめくっていて、2008年4月分の家計簿が始まる前の、妙に余白の目立つ左ページで手が止まった。24行の横罫ノートのほぼ中央左端に、たった3行がポツンとつづられていた。きれいで毅然としたペ…
14日、有楽町の日本外国特派員協会で、原子力資料情報室の会見が行われました。その模様がご覧いただけます。ゲストスピーカーは、元東芝の原子炉格納施設の設計者です。 http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1010 30分以降の質問タイムが…