2012-01-01から1年間の記事一覧
その実を伸ばしていくキュウリが、これほど無数の棘を伸ばすとは知らなかった。その真偽はわからないが、じゅうぶんに成長するまで外敵から狙われないための自衛策と書かれているブログもあった。だが、朝の水やり時にもいで、すぐボウルにはった水に入れて…
(撮影可でした) ミルフィーユとはフランス語で「千(ミル)枚の葉っぱ(フィーユ)」を意味する。カスタードにパイ生地を折り重ねていく様を例えたもの。この作品を観たとき、その言葉が思い浮かんだ。左側の家庭内は影絵のような動画で家族の日常が描かれ…
(撮影可でした) 両手両膝を路面につけ、二列でぞろぞろと歩道を進む人たちの行列がいきなり目に飛び込んできた。大人の男たちの中に、10歳前後の女の子が周りをきょろきょろしながらもそれを真似て続いている。他方で、通行人たちが物珍しそうに眺めている…
お日様と土中の養分と水と、私たちの汗や労力を集めた稲穂がたわわに実ってきた。濃いオレンジ色のコスモスが、一面の稲穂に秋の彩りを加えている。ひさしぶりの田んぼデイズ。 畔や田んぼの中に生い茂った雑草を、草刈り機でひたすら刈り取る。下から上へ、…
寝る前の筋トレ中に、テレビで男が歌いはじめた。おもしろいから歌を耳にしながら続けることにした。今でも歌詞が口をついて出るし思わず歌ってる。案外。忘れないもんだね あれは17歳のときだった。秋の修学旅行で、なぜか僕は一人でクラスを代表して、彼…
「この田舎を、何時間も何時間も歩き回った者は、ここには果てしない土地、麦かヒイスの生えた土地と果てしない空の他には、実際、何もないのだという感じを抱く。馬も人間も蚤のように小さい」 牧師になる夢も、子持ちの娼婦と暮らしつづけることもかなわな…
まず、この逆説による切り込み方にウッとなる。 基礎知識は熟読によってしか身につけることはできない。しかし、熟読できる本の数は限られている。そのため、熟読する本を絞り込む、時間を確保するための本の精査として、速読が必要になるのである。 速読と…
そのタイトルに心惹かれたね、「真夏の夜の動物園」。 今月11日から16日まで午後5時から8時まで上野動物園が開園時間を延長して、トラライオンツアーなどを企画していたので、奥さんと出かけてみた。間近で見るサイやカバやアザラシのデカさに驚き、ど…
従来、第二次大戦時のヤルタ会談直前まで、ソ連の連合国側への参戦を日本政府は知らなかったというのが、定説とされていた。それを覆す資料が、英国の公文書館から見つかったという事実から、番組が始まる。 結論から書けば、前日の拙ブログとのシンクロニシ…
8月15日の「日本再生の道」をテーマにした対談に、澤地さんと松本さんをセッティングするところに、東京新聞の嗅覚とセンスを感じる。 詳細はぜひ読んでいただきたいが、第二次大戦後に棄民体験をもつ澤地さんが、戦後、「一億総懺悔」というキャッチフレ…
読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門作者: 佐藤優出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2012/07/27メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 361回この商品を含むブログ (68件) を見る まだ読みかけだが、この本にある超速読を、…
たとえば、丘の上の羊飼いの少女を描いた絵は、中央の丘はバームクーヘンみたいな縞模様が5ミリほどの破線で丹念に描かれていて、右上に昇るオレンジ色の太陽までが、同じような破線のぐるぐる巻き。 南洋系の朱色の花なら、四葉のクローバー形の花弁がぎっ…
それは彼なりの悲しみや苦しみのおかげだよ、きっと。 20歳以上年上の大先輩の言葉に、おもわず僕は息を小さく吸い込んで黙った。やっぱりそうか、という想いが頭の端っこをかすめもした。 市井に生きる名もなき人々を訪ね歩き、その生業(なりわい)と軌跡…
この大会で初めてシャビが、そしてスペインがもっとも輝いた前半45分だった。中盤からボールをつないで、じりじりと敵陣に押し込み、一瞬の縦パスで相手のバックラインを切り裂き、ゴールネットを揺らす。 2点差を追うイタリアの戦いは、後半開始早々、途中…
この試合の決着は、決勝でつけてもらいたいなぁ。 予選リーグ、グループCのスペイン対イタリアが1対1のドローに終わったとき、思わずそうつぶやいた。両チームともに攻守の切り換えが早くて緊張感のある、いい試合だったからだ。それが正夢になる。 しかも…
曇天の 足元すくう くちなし香
さあ、今日はイングランドとの準々決勝。と、その前に、バロテッリの迷言!?が報道されている。題して「ピーターパンよりは大人だ」。この、えっ、何言ってんの感が、さすがだ。これは、おそらくチームメイトから「バロテッリもそろそろ大人にならないとね」…
無農薬のお米作りを始めて最初に手にしたのは、「田んぼはきれい」という感受性だった。そして田植え、雑草との戦い、稲刈り、天日干し、玄米収穫、あるいは耕作放棄地の開墾と経験する中で、スーパーに並ぶお米の背景が見えるようになってきた。そこにかけ…
密かに期待していたスーパーゴールが決まった。アイルランド戦でイタリア・バロテッリが、マークする相手ディフェンダーに身体を巧みに預けながらのボレーシュート。ゴール直後に、仲間から口を手で塞がれていたシーンもご愛嬌。 イタリア待望の2点目をあげ…
「動物としてのセックスがある分だけ、恋愛こそが試されることだ。先は長いけど、そんなに長くもない。健闘を祈るよ」 土曜日の朝、ベッドでごろごろしながら、池田晶子著『14歳からの哲学』をふたたびめくっていて、「恋愛と性」のこの結びをみて、う〜〜…
スペインとの試合を観て、この予選はイタリアに肩入れしながら観ることにした。従来の堅実な守りに加え、ピルロを中心に攻撃的なサッカーを展開していておもしろい。前半は仕事しながらネットで戦況をちらちらチェックして、後半だけ観たが見応え十分。 クロ…
とにかく、この現地レポートを御一読ください。ポーランド人サポーターたちの熱く狂った血潮やら唾(つばき)やらが、その行間からバチバチ飛んで来ます。ユーロ2012のとんでもない空気を伝える、身体を張った文章をもっと読みたい。聡一郎がんばれ!
シャビ対ピルロの司令塔対決を軸に、横綱相撲を堪能させてくれた両者の戦い。もう一度、決勝で白黒つけてほしい気もする。ゴールシーンもあっての1対1のドローに終わったが、その舞台裏では、試合前の水まきをめぐる攻防もあったらしい。 文字通りの、水入…
いきなり開幕戦のポーランド対ギリシャが10人対10人の戦いとなり、前後半で攻守が一転するところも、GKの一発レッドカード退場で逆転必至のPKを、いきなり登場の控えGKが阻止してポーランドを救ってみせたりと、もう満腹な内容。ごちそうさまでした。サッカ…
野球を観てて胸が熱くなったのなんて、MLBワールドシリーズでマツイがマルティネスからホームランを打って、ヤンキースが同シリーズを制覇したとき以来。日々の暮らしの中で自分なりの”ホームラン”の打ち方と、そのための練習法を考えたい。(以下、音声付き…
王貞治が一本足打法を体得するため、畳が擦り切れるほどの深夜の素振りとともに、真剣でわら人形を斬り落とす練習を積んでいた逸話は有名。おそらく、それはボールの芯をきちんと叩くアプローチのひとつで、ある一点に刃先が一定の角度でヒットしないと、わ…
水中の印画紙を帯電させて、脳みそや男性の陰茎、あるいは稲妻やミドリムシめいた原始生物めいた画像を焼き付ける。いわば無機物に有機物を出現せしめるという着想だけでもじゅうぶんスゴい。 それが絵が下手くそだっために写真を発明した人物も、杉本さんと…
太股からスネにかけて虫にさされるのを覚悟で、短パンと裸足で田んぼに足をいれる。ひんやりした水温と、トロトロ層が適度に堆積した田んぼの、あのむにゅむにゅした感触が足裏にここちいい。猛暑日に水風呂で火照った身体をさますかのように、思わずフーッ…
なかなか見れない試合だった。 優勝を目指すチームと、引き分けで残留をめざすチームの戦い。ハーフラインの自陣側で終始引いて守るチーム。そこをなかなかこじ開けられないマンチェスターシティ。相手チームのキャプテンが一発レッドカードで不穏な空気も流…
最近、平日は玄米菜食をつづけているが、今日は仕事の合間に、五月のさわやかな風をうけて我慢できずに小一時間走ったので、がっつりと豚肉料理と、朝から決めていた?! つ、つまり最終目的は走ることか、それとも豚肉か。 冷蔵庫に残っていた塩麹で豚肉を朝…