2007-01-01から1年間の記事一覧
気に入った! 最新日誌右側にブログパーツ「ちょんまげ課長」をダウンロードしました。まずアニメ画面下の「第○○話」の部分をクリック。しばらくすると、「ちょんまげ課長」のサイトに自然と変わります。そこで「ちょんまげ劇場」のタグをさらにクリックする…
読み心地がいい本って、なかなかない。 読み応えいうほど重くなく、ひとつの文章が適度な長さでさらっと読めるのに、たおやかな感受性や、鋭敏な洞察力がそこに垣間見える。そう、これ見よがしではなくて、ちらつく感じが不可欠。しかも書く対象に、一見素っ…
小難しい企画にもかかわらず、日経BP-netサイトの「労働ビッグバン」特集には、かなり長文の熱いコメントが寄せられている。書き手としては、微妙なタイミングで公開されたので心配していたが、真面目な読者にはきちんと読んでもらえているようで、嬉しい。 …
ようやく何にもつかまらず、ゆっくりと歩けるようになったので、近所の整骨医院へひさしぶりに行ってきた。結論は、元々、左側に身体の重心がかかりすぎていて、それが筋肉疲労にともなって顕在化して、骨盤が歪んでいる。だが悪いのは左側で、左側に重心が…
金曜日の朝から体調不良です。同日朝から取材のため、傘を杖代わりになんとか仕事は無事終えましたが、帰宅後、腰痛のために寝たきりになりました。26日には1時間走もこなしていたんですから、人間の身体なんて本当にチョロイもんです。本日2日になって…
新聞では紙面に限界があって書ききれないけど、週刊誌では真面目すぎて記事になりづらい。あるいはマスコミ報道が続いてもあまりに表層的で、問題の本質にまで深まっていかない。 そういうテ―マを選び、当事者もしくは関係者たちを取材して、ネットコンテン…
偶然、宮成さんの本と同じ時期に新刊本として書店に並ぶことになりました。元テレビキャスターで、女優の石井苗子(みつこ)さんと、ぼくが1年近く対話を重ねて生まれた一冊です。どちらも逆境から夢を実現したという共通点をもっています。 「マイナスの感…
昨年来、取り組んでいた1冊が今週末、全国発売になりました。奇跡のごはんです。著者である宮成なみさんと一緒に笑い、食べ、泣いたりと、多くの時間を共有しながら生まれました。 自分が食べているものが、どのように自分の「いのち」を支えてくれているの…
古谷さんの撮った、沖縄のオジイ海人(うみんちゅう)たちのモノクロ写真がカッコイイ。彼女のHPのギャラリーページをぜひ見てほしい。 オジイたちは、働くことと生きることをきれいに重ねている人の、風格と威厳に満ちている。それは顔の美醜や、年収の多寡…
たとえば、キンピラゴボウを作るなら、材料のゴボウはまな板の上で、ころころと転がしながらけさ切りすると、柔らかくて味のしみた一品ができる。それはゴボウが頭から根っこにかけて繊維質が真っ直ぐに走っているから。 それを繊維質に沿って縦にけさ切りす…
今年、経済産業省が中心になって、第1回コンテンツフェスティバル(通称コフェスタ)が東京で開催予定。日本のアニメ、映画、音楽、ゲームなどのソフトコンテンツを、海外に向けて売り出そうという取り組みです。その関係者に取材して書いた記事が英文記事…
先週あたりから、ミクシィからこのブログへのアクセスが急増中だ。1日にミクシィからだけで100件超というのは、ここではかなり多い。だが、ぼくはミクシィに参加していないので、そのターゲットがどの日のものなのかがわからない。うれしいような、でもち…
ペルーで先週地震が起きたことは、皆さんご存知だと思います。その際は、私たち夫婦の友人の皆さんにご心配いただき、ありがとうございました。震源地からは遠かったとはいえ、首都リマ市内もかなり揺れたようですが、被災することはなかったようです。幸い…
予想どおり、エッジのおっ立った物語だった。何より、タイトルが抜群。本谷有希子さんの世界は、無造作なくせに精緻で、エグイくせに悲しげで、パワフルなようでいて刹那的な、まさに今のわたしとあなたが暮らす世間の物語「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ…
いくらお茶好きとはいえ、夏の只中で熱いお茶は飲みたくない。 そこで夏はいつも2リットルの水に、麦茶の紙バック2個を入れ、冷蔵庫で冷やして愛飲していた。ところが、今年は食後や仕事の合間に愉しめるお茶があらわれた。キリン生茶の醍醐味だ。この濃く…
週刊誌記者として働いていた頃、編集者に「別に雑誌として彼を応援するつもりはない」とよく言われた。つまり、ぼくが取材対象に近寄りすぎて、どうしても応援口調な文章になりがちだと指摘されたのだ。そのクセがなかなか抜けない。 自分が読み手として、最…
今のオレにこんな写真は撮れない、では、なぜ撮れないのか―そう自問自答しながら、この写真と20分近く向き合った(佐藤さんの許可をえて撮影させてもらいました)。もちろん、技術的な話ではない。表現対象との距離感だ。新宿ニコンサロンで本日から始まっ…
走っている最中、時折、ある考えやキーワード、あるいは俳句や短歌がうかぶ。10日の一句もそうだ。そういう体験が面白くて、たまにここにも書いている。10日も走りながら、コース沿いの桜並木で蝉の声があまりに強烈で驚き、ある瞬間、その情景を空の上…
夜はしる 吐息はねつけ 蝉しぐれ 天からみれば みな塵(ちり)のおと
もう高齢の韓国人従軍慰安婦経験者をたずねた辺見さんは、元慰安婦たちが川で並んで、朝に昼に、そして夜に日本兵たちが使ったコンドームを洗濯したと聞くと、そのときに月は出ていなかったかとたずねる。 「なかったです。いつも曇っていたですよ。一度に四…
昨日、奥さんから教わって夕食をつくった。簡単で、おいしくて、ボリューム満点の豚しゃぶサラダ風。材料は豚バラスライス350グラム、もやし1袋、水菜1袋。豚バラスライスを6、7センチ大に切り、片栗粉をまぶしてから、煮立ったお湯でしゃぶしゃぶ。…
「ファイト」 すれ違いざま、思わず小さな声で彼に声をかけていた。彼の耳に届いたかどうかはわからない。むしろ、そんな曖昧さをこそ担保する声量だった。 先の日曜の夜12時すぎ。近くの公園を30分ほど走ってから、遊歩道で整理体操前のウォーキングし…
定期購読している雑誌に、自分の知り合いが載っているというのも奇妙なもんだ。一瞬、絶句しちゃったよ。しかも安倍首相との”変則”2ショット。今週号「日経ビジネス」の特集タイトルは「王子とニ―ト 若者を浪費する日本社会」。しかも合併号の特集だ。表紙…
BOX東中野(JR総武線「東中野」駅徒歩1分)で、本日よりドキュメンタリー映画『水になった村』が上映開始です。15年の歳月をかけて、ダムの下に沈んでしまう村のオジイやオバアを追い続けた労作。この日誌でも(id:rosa41:20070625)で紹介しました。…
「壁際に寝返りうって 背中で聴いている やっぱり おまえは出ていくんだな」 沢田研二のヒット曲『勝手にしやがれ』の冒頭の歌詞だが、わずか2行で、その情景と2人の関係が理解できる。男女の別れを歌った曲で、これ以上に鮮やかな書き出しをぼくは知らな…
1982年12月7日。太平洋戦争開戦記念日の前日、19歳のぼくは一冊の本を片手にはじめて東京駅に降り立った。それは小田さんの本で、もう題名すら忘れてしまった。たしか日本と世界との関係性や、牛と人とガンジス河と死人が渾然一体とするインドの町…
「鵺(ぬえ)」とは、想像上の動物。頭はサル、身体はタヌキ、手足はトラ、尾はヘビ、声はトラツグミ(?)に似ているという。そこから転じて、正体のわからない人物や、あいまいな態度を意味する。 教室でも職場でも、誰か弱ってるヤツを見ると、よってたか…
歳を重ねることは醜悪なことが多い。 いつの間にか歯肉が落ちて見栄えが悪くなり、歯と歯の隙間にものが詰まるようになった。寝る前、歯磨き後の歯間ブラシはいまや欠かせない。オシッコの切れも悪い。物忘れもひどくなるばかりだ。 一方で、歳を重ねること…
自分が好きな料理人が、自分たちのために作ってくれる料理を食べられる幸せ。それは、ぼくにとって歳を重ねることと、ひとつの出会いによって得られた幸せのひとつ。神楽坂「ルバイヤート」に出かけ、夫婦でOさんの料理を堪能した。ちょうど同町の阿波踊り…
「はてな」というブログを選んだのは、代表である近藤さんへの興味と期待感からだ。 この人の「世の中にとっていいことを」という価値観は、ビジネスの匂いがとても薄い。もちろん、ビジネスである以上、そこは不可欠なんだけれど、彼の優先順位は圧倒的に「…