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博多通信・「那の福・黒ごまラーメン」東京よりなぜか寒い博多より

いやぁ〜、なぜか九州・博多は東京より寒い。地元で人気の芋焼酎「木挽」のお湯割りを堪能した帰り道に、ふらふらとラーメン屋へ。自家製麺の看板につられて国体道路・天神駅近くの「那の福」で黒ゴマラーメン580円プラス辛し高菜80円。まず黒ゴマの風…

博多通信・自家製モツ鍋ウィズ市販麺は焼肉のタレが決め手

高校時代、ずいぶん興奮しながら読んだ五木寛之『青春の門』。その青春編の舞台、福岡県田川市のある家庭でお話をうかがってから、自家製モツ鍋をご馳走になった。キャベツ1個、もやし一袋、にら二束、それにモツ200g(?)。焼肉のタレを唯一の調味料…

築地の夕方、「虎杖(いたどり)」の小エビ天カレーうどん

夕方、築地で奥さんと待ち合わせて、虎杖(いたどり)本店にカレーうどんを食べに行く。濃くのあるスープが坦坦面に似てるテイストだと、奥さんは痛く気に入っていたな。ぼくはかきうどん。これも鰹節とイリコの合わせダシか、スープを全部飲んでしまった。…

男の気まぐれ料理修業「サンマの梅干煮」〜手軽で美味しい一品

料理ができる男はモテるらしいんで、奥さんから簡単な料理を習うことにした。 まずは、旬のサンマを手軽に調理できて、保存もきく一品。この時期、ぼくの好きな料理のひとつだ。近所のス―パ―ではやくも一尾78円のサンマを3尾購入。まずはハラビレの約2セ…

博多・秀ちゃんラーメン〜背脂トロコッテリなトンコツスープ&細麺&ざく切り生姜のハーモニー

午後2時半発の飛行機で福岡日帰り取材。午後7時半に終わってから、取材した方々の車で、秀ちゃんラーメンへ連れて行っていただく。地元博多っ子は、東京で人気の一風堂や一蘭にはいかんと聞き、じゃあどこへ行くとよ?と探りをいれたら、秀ちゃんラーメン…

石丸製麺の『讃岐うどん・半生』〜3人前320円の至福

最近のマイブームがこれ。半生麺だが、コシがあって、なおかつ麺に味がある。15分煮込むと裏面にはあるが、差し水しながら13分半であげ、まずは常温の水でぬめりをとり、さらに氷を入れた水で締めてから、だし汁につけて、ざるうどんとして食べてもらい…

ほるもん倶楽部あじくら(渋谷・円山町)〜約3000円でこの満足感はすばらしい

下手な焼肉よりホルモンの方が美味い。昔、大阪市生野区の在日朝鮮・韓国人社会をフィールドワ―クしている学者の方を取材していたとき、連れて行っていただいたホルモン焼きを食べたときの感動を思い出した。 テレビ局につとめる友人が、大阪から東京に転勤…

坦々面+鯛焼き+「udon」=?

神奈川県相模原市にある病院に友人のお見舞い。都内に戻って、奥さんと待ち合わせて麻布十番の『登龍』へ。2日遅れの彼女の誕生日のお祝いで、毎日食べても平気というこの店の坦々麺が目的。女性はホント好きだね、坦々麺という食べ物が。お客さんの注文を…

京都の夏は「お茶と鱧(はも)」

先週末、大阪シンポジウムの翌日、学生時代の友人らと京都で再会した。 その前に、少し早めに京都に行き、一保堂茶舗本店で、炒り番茶と「宇治清水」という名前のグリーンティーの粉末を購入。いや、本当は炒り番茶(一袋200gで350円)が目的だったが…

南青山『アントニオ』〜披露宴をあげた思い出のお店に夫婦で再訪

ぼくの誕生日から2日後、すごく久しぶりに『アントニオ』に出かけた。今年が結婚10周年ということもあってね。かれこれ、7、8年ぶりだ。 昔ながらの高い天井(当たり前か)、ピンクとオレンジを適度に混ぜたような店内のトーンと、オレンジ・トーンの少…

雑誌『スカウト』来月号に田町「ヌースフィア」オーナー登場!

34名の投資者が集まり、自分たちのレストラン開業―たぶん、そんな見出しで来月21日発売の『スカウト』(リクルート社発行)で紹介されます。26日、その取材ならびに写真撮影に、チンピラ・オーナーとして参加してきました。 女性記者の方に、オーナーに…

奥田政行(山形県鶴岡市「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ)〜食べるもの・舐めるもの・嗅ぐもの・見るもののすべてを料理に収斂させる人

その逆三角形の顔は、温厚な蟷螂(かまきり)を彷彿とさせる。見た目だけではない。もう道端の草から、山中の得体の知れないものまで、この人はやたらと口に放り込んでは、この土地の水の味がしますね、とかいいながらニタッと顔をほころばせる。マニアック…

ハーゲンダッツこの夏の新商品、「パッションフルーツ・シャーベット」

10年前、結婚式に出席するために、はじめて南米ペルーの首都リマへ行った。そのとき、市内のショッピングセンターで、魅了されたものがある。スペイン語で「マラクヤ」、英語で「パッションフルーツ」のシャーベット。恥をしのんで書くと、それまで「パッ…

鹿児島出張で幻の芋焼酎「村尾」と対面!

すでに先々週の話になってしまったが、これは書いておきたい。 鹿児島出張で1泊したのだが、その夜、地元カメラマンの方の紹介で、編集者と出かけたのが郷土料理店「さつま路」。そこにあったとよぉ〜、ま、幻の芋焼酎「村尾」が。 一合954円だった。飲…

福砂屋の「手づくり最中」を買った理由

もうすぐ書店に並ぶぼくの本に、推薦文をくださった女優のNさんの事務所に、担当編集者N君とともにお礼に行ってきた。中目黒駅で待ち合わせたN君が、手土産がないという。そこでNさんの事務所をまず確認してから、目黒川沿いをうろうろしていたら、見つ…

築地・虎杖(いたどり)の海鮮ひつまぶしとクオリティ・ライフ

美味かったぁ〜、虎杖(いたどり)裏店の海鮮ひつまぶし(右上写真)。まず、ちらし寿司のような感じで出てくる。何もつけずに食べてみても、新鮮な魚の甘みと、ほどよい酢飯の相性がいい。次にわさびとしょう油の振りかけても、ほど良くコクが出て良し。さ…

「神田藪そば」での平日昼間のまったりビール

手頃な費用で、自分なりの極上の時間を過ごすこと―大阪人ゆえか、あるいは単に金欠病のせいか、そういう執着はかなり強い方だと思う。っていうか、どうせいつかは跡形さえなくなる生き物には、それが最高の抗い方だから。 平日午後の極上の時間スポットのひ…

一保堂茶舗のいり番茶の「焚き火臭さ」の妙味

くせになる味というものがある。美味しいとはいえないけれど、また飲みたくなる、食べたくなる味。去年、夫婦で京都に出かけた折、知恩院裏の「よねむら」というカウンター懐石のお店で、そんな味と出会った。 料理ではなく、食後に出された冷えた番茶の、何…

新宿西口思い出横丁『朝起(あさだち)』〜大笑いした珍味ショック

「はい、まずはオッパイからね」 「で、さわやか金玉は、最後のお楽しみということで」 「子宮はコリコリしてて美味しいよ」 「そろそろ、血は出してもいいかな?」 もう店員さんの会話を聞いてるだけで、大ウケしてしまった。場所は、新宿駅西口から靖国通…

韓国居酒屋『KIm&Chi』(南青山キラー通り・ワタリウム美術館前)〜クラプトンとB.Bキングが訪れた店

たいへんご無沙汰していた『『KIm&Chi』に行ってきた。大阪から上京した高校時代の友人たちと、少々遅めの新年会。ここは、骨までぽりぽり食べられる参鶏湯(サンゲタン)と、おじやが美味いカムジャタン、各種チヂミがお勧め。友達Sは腰痛に効くらしいム…

豊島区南長崎「鰻家」で鰻食べ尽くしの夜

ペルーから親戚のS氏来日で、S氏の酒友K氏ごひいきの「鰻家」(西武池袋線・東長崎駅近く)へ。 ここはまず、肝焼きから出てくる。この濃厚な味は絶品。さらに今回は、レバーの串焼き、頭(かしら)の南蛮漬け風(右上写真)などが初お目見え。上品な味の…

「まい泉」本店の黒豚ロースカツ膳〜やわらかい肉と肉汁の旨味におぼれる

スポーツの秋にふさわしい晴天の下、ジムに行くのも我慢して朝から黙々とキーボードをカチャカチャ鳴らし、夕方、奥さんと原宿で待ち合わせて、まい泉青山本店へ。狙いは前回初体験した黒豚ロースかつ膳2940円。奥さんは沖縄産の紅豚ロースカツ膳234…

”裏二子玉”探訪〜河川敷お月見カフェに行って来た(カフェ・レストラン「PEACE」)

右写真見てよ。きれいな満月と松明みたいな灯りの下、河川敷に向って置かれたテーブルで生ビールを味わう。一風変わった秋の夜の満喫法としては、なかなか愉快だった。ときおり目の前を、犬と散歩する一般通行人が横切るのも、まっ、ご愛嬌って感じで。外国…

天むすの元祖は三重県津市って知ってた?

朝4時起きで、三重県津市まで東名高速を使って、三重県津市まで日帰り取材に行ってきた。取材後、津市市内まで出て、お昼に天むすでも食べようかと、道いくオバサンにたずねると、なんと天むす発明者の店があるという。名古屋名物みたいにいわれているけれ…

サリー・ワイルを偲ぶ晩餐会(横浜ニューグランドホテル)〜77年ぶりに再現されたフレンチ・シェフのメニュー

先輩の神山典士さんが、講談社から『初代料理長サリー・ワイル』を今月出版された。サリーワイルとは、日本に本格フレンチを伝えたといわれるスイス人シェフだ。昭和2(1927)年、関東大震災からの復興のシンボルとして建設された横浜ニューグランドホテル…

陳麻婆豆腐の烏骨鳥の香り炒めの香ばしさと辛さ

ひさしぶりに「陳麻婆豆腐」西新宿店に出かけた。今日も暑かったので、とびきり辛いものを食べて、新陳代謝を活発にして気合いを入れようというわけだ。 毎回少しずつ注文を変えているのだけれど、ここは本当にハズレがない。豚耳の冷菜、本場四川のバンバン…

盛岡冷麺が無性に食べたくなる夜

今夜の日本テレビ『どっちの料理ショー』は究極の麺対決。讃岐うどんVS盛岡冷麺だった。しかも讃岐うどんは、あの香川県の「宮武讃岐製麺所」の宮武一郎さんが、一方の盛岡冷麺は、「ぴょんぴょん舎」の社長さんが、それぞれ手打ち麺を作ってくれるという…

豚の丸焼きと、鶏肉ダシのクコの実入りスープ(in ペルー)

また、ペルー帰省話です。今回は、義父の80回目の誕生パーティへの参加が主な目的。首都リマ市内の高級中華料理店「チーファ・ロイヤル」で親戚などを招いて行われた。この夜の料理で最も印象的だったのが、最初に出てきた豚の丸焼き(右写真)。どう、グ…

乃木坂・ピッツエリア「1830」&「カフェ・ド・ラペ」〜週末をリゾートにするランチタイム

先日、えすとカレーの井上さんに教えてもらった乃木坂の店に、奥さんとランチに出かけた。まずは「1830」。イタリア語読みで「ディチョット・トレインタ」、うちの奥さんによると、スペイン語では「ディエシオーチョ・トレインタ」と読む。1830年に…

手打ち讃岐うどん『綾』(川崎市宮前区)〜もっと噛んでいたい魅惑の麺のコシ

しりあがり寿の「弥次さん喜多さんin Deep」関連で、友人Mに電話した。以前、男三人で共同生活をしていた頃の同居人の一人。漫画・映画通だったヤツは、ぼくの予想通り「真夜中の弥次さん喜多さん」1・2巻を持っていた。 きのうの昼前、漫画を借りるため…